あれこれと

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エルビス・コステロのニューアルバム「In Motion Pictures」発売!

気がつくと亡くなった人のことばかり書いていたので、たまには現役の人のことも。

先週、エルビス・コステロのニューアルバムが発売され、早速買いました。コステロは、1977年のデビュー以来、ほぼ1年に1枚の頻度でアルバムを出し続けている働き者の大ベテランです。当初は、パンクミュージックに分類されていたようですが、1980年代には、ポップな曲を数多く作り、その頃のコステロに影響を受けたミュージシャンも多いようです。例えば、ミスチルの「メインストリートに行こう」なんてコステロの曲にそっくりで、「きっと桜井さんはコステロのファンなんだろうなぁ」と思っていたら、「シーソーゲーム」で、コステロの「Pump it up」という曲のPVをパロディ化したPVを作っていました。

コステロの代表曲と言えば、「Veronica」と「She」あたりでしょうか(Sheはカバー曲ですが)。どちらの曲も、未だによくテレビで使われるので、曲を聴けば「あ~、この曲か」とわかる人も多いかもしれません。これだけの大ベテランで影響力も大きいわりには、これらの代表曲を除くと、日本での認知度は低いかもしれません。それは、きっと、彼の声や歌い方が特徴的なため、好き嫌いが大きくわかれるのがひとつの原因かもしれませんね。それから、コステロの曲のジャンルが多様過ぎるのもひとつの原因かもしれません。1990年代以降は、バート・バカラックと組んで、しっとりとした曲を歌い上げたり、カントリーミュージック、ジャズ、さらにはクラッシックに至るまで、あらゆるジャンルのアルバムを出しているため、「どこから聴けばいいんだ・・・」と、とまどってしまうのかもしれません。私もそんな一人でしたから。

私がコステロの存在を知ったのは、1980年代半ば頃でしたが、その頃には既にかなりの曲を発表していて、「聴いてみたいけど、どこから手をつけていいんだか」という思いから、なかなか手がつけられず、初めて買ったアルバムは、1997年に発売されたベスト版でした。

その後も、特別好きなアーティストというわけではなかったのですが、2004年に、たまたま当時住んでいた名古屋でライブをすることを知り、「せっかくだから行ってみるか」と、軽い気持ちでチケットを購入しました。その軽い気持ちで行ったライブでの、コステロのパフォーマンスにすっかり魅了されてしまい、それから遅ればせながら彼のアルバムを少しずつ時代をさかのぼりながら聴くようになりました。ちなみに、私が初めて行った名古屋(勤労会館)でのライブは、「もうコステロは二度と日本に来てくれないかも・・・」と心配になるほどのお客さんの数でしたが、その後も、12年に1回は来日してくれています(サマソニなどを除き、彼個人のライブはほとんど行ってます。サイン会にも行くほどのファンになりました。我ながらミーハー!)。

先に書いたように、彼の音楽はあまりにもジャンルが多様なため、全ての曲が自分の好みというわけではありませんが、その時の気分によって、元気な曲を聴いてみたり、しっとりとした曲を聴いてみたりというような聴き方ができるのも、コステロの曲の特徴かもしれません。

さて、先週発売された「In motion pictures」は、過去にコステロが映画のために提供した楽曲を集めたアルバムで、これまでのアルバムには含まれていない曲も収められています。有名なSheが含まれているほか、私が過去に映画で観たときから「CDでも聴きたい!」と思っていた、「天使がくれた時間」のエンディングで使われた「You stole my bell」が収められているのは個人的には嬉しかったです。「Accidents will happen」が「E.T.」に使われていたことを初めて知ってビックリしましたが、wikipediaで調べてみると、映画の中で、エリオットの兄が口ずさんでいたという程度の使われ方のようです(笑)

In motion pictures」には、1970年代から昨年までに発表された曲が含まれていますので、「エルビス・コステロって、どんな曲を作ってきた人なんだ?」と興味のある方には、ちょうど良いアルバムかもしれません。興味のある方は是非聴いてみて下さい!私と顔をあわせる環境にある方で、コステロに興味がある方は、言っていただければアルバムをお貸ししますよ。ファンとしては普及に努めないといけませんからね(笑)

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