マジックスパイス下北沢店に行って来ました。ここには以前からずっと行ってみたいと思っていました。というのも、wikipediaで「スープカレー」を調べてみると、「商品名として初めて使用したのは、1993年、北海道札幌市の飲食店「マジックスパイス」とされる」と書いてあります。いわばスープカレーを世に広めたお店というような存在のようなので、そのスープカレーの味とはいかに というのがずっと気になっていたのでした。
お店は、下北沢駅から徒歩5分ほどの場所にあり、都内のスープカレー屋さんには珍しく駐車場(数台程度ですが)がありました。開店時間の11:30を少し過ぎた時間に行ったのですが、広い店内はかなりのお客さんで埋まっていて、私が店を出る頃には店外に10名ほどの行列ができていました。
注文したのは、いつものとおり、チキンとシーフードで、それぞれ950円と1,150円でした。それから辛さを選んで下さいと言われてメニューを見ると、辛くない順から60円⇒90円⇒130円⇒190円⇒200円⇒210円⇒250円の値段がついていました。今までのお店では、ある辛さを超えると有料になるというパターンが多かったので、ちょっとビビッてしまい、一番辛くない(=安い)「覚醒60円」というのを選びました。
10分ほど待って料理が運ばれてきました。その時、テーブルに置いてあったスパイスについての説明がありました。いかにも辛そうな赤いスパイスは辛さを増したい時に加え、黄色いスパイスはスープの味をガラリと変えるもので、液体のスパイスはライムかレモンか何かをベースとしたお酢だそうで酸味を増したい時に加えるとのことでした。
さて、味についてですが、スープはかなりアッサリしていてまるでおすましのようでカレーらしさは微塵もありませんでした。美味しくないということはないのですが、これまでに食べてきたスープカレーの味を期待していた分、なんだか肩透かしをくらったような・・・。チキンのほうには、ブロッコリーとニンジンとダイコンとキャベツが少々、そして春雨のようなものが入っていました。シーフードのほうは、チキンとはまた違った野菜が入っていましたが、カボチャは「よくぞここまで薄く切ったなぁ」というボリューム感でした。シーフードは、それなりに見栄えのする具も入っていましたが、「これって冷凍のシーフードミックスじゃないの?」という具も入っていたりで、なんとなく全体的に「名前が売れちゃって、味が落ちちゃったというありがちなパターンじゃないのかなぁ」という気がしました(勝手なイメージですが)。試しに黄色いスパイスを加えてみたところ、多少、カレーっぽくはなりましたが・・・。
ここまでケチョンケチョンに書いておいてなんですが、もしかしたら自分が知らないだけで、インドネシア風カレーというのはこういうもので、この味が大好きだという方もいると思います。ただ個人的には、自分の期待した味ではなかったということで、こういう書き方になってしまいました。マジックスパイスファンの方には申し訳ございません。
ということでランキングは心(下北沢店)の下の8位とさせていただきました。もう下北沢に行くことはないかなぁ・・・。
(2013年5月3日に食事)
現在までの個人的スープカレーランキング(関東の店舗)
1位 ハンジロー
2位 RAMAI
3位 東京らっきょブラザーズ
4位 らっきょ(馬車道)
5位 奥芝商店
6位 札幌スープカリーアナンダ
7位 心
8位 マジックスパイス
9位 Syukur
参考記録
AJOWAN(アジョワン)
マジックスパイス下北沢店の外観
チキン
シーフード
ライス。パイナップルがそえてありました