あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

乃南アサさんの「しゃぼん玉」を読みました

以前はよく乃南さんの本を読んでいましたが、今回、ずいぶん久しぶりに読みました。乃南さんといえば、自分の中では、凍える牙に代表される刑事ものやサスペンスものの作家さんという印象がありますが、この小説は全く違っていました。

両親から愛されることなく育った青年が、犯罪を繰り返しながら西へ西へと移動していく途中で、宮崎県の山村にたどり着き、ひょんなことからそこに住む老人たちと生活して行くことになります。老人たちとの生活を通じて、自分を見つめ直して行くのですが、途中で、やはり自暴自棄になりかけたりする不安定さが読んでいてハラハラします。最後はジーンとする良い小説でした。

しゃぼん玉