ここは豚足そばが有名なお店です。また、作家の池波正太郎さんがご自身の作品(散歩のとき何か食べたくなって)の中で、この店のラーメンが美味いと書いているそうで、そのことでも有名なようです。
店に行ってみると、狭い店内の2人掛けの席は全て埋まっていて、「相席ね!」と言われ丸テーブルに案内されました(相席は中華街ではよくあることです)。メニューは壁に貼ってあるものだけのようで、よく見えないし写真も何も無いので、ちょっと迷っていると、店員のおばさんはイライラしてきたようだったので、すでに豚足そばを食べている方を指差し「あれは、このメニューのどれですか?」と訊いたところ「上から3番目!」と、明らかにキレ気味の返事。上から3番目って言ったって、縦横のマトリックスのメニューなんだから左から何番目か言って貰わないとわからんだろう!と思い、こちらもだんだん腹が立ってきたので、敢えて豚足を注文せず、チャーハンとネギそばを注文しました。が、豚足のことを訊いておきながら、その名物の豚足を注文しなかったことが気に障ったのか、おばさんからは返事も無し・・・。その後も思い出すだけで腹立たしい態度に、もうここに書いているだけで血圧が上がって来そうなので、これ以上は書きませんが、もし私が小市民じゃなかったら「ここに金置いとくから!」と一言いって店を出ることころですが、そこは悲しい小市民。カリカリしながらも料理を食べました。
味は、まぁ普通かな。チャーハン(800円)にはチャーシューがいっぱい入っていました。ご飯はかなり固めです。ネギそば(800円)は手打ち麺です。しょうゆ味で麺はちょっと太めでこちらも固かったです。ただ、もう味どうこうというよりもおばさんの態度にイライラしていたので、仮に味が良くても美味しく感じなかったことでしょう。
昔、美味しんぼで、やはり中華街のお店である海員閣の店員の態度のひどさが取り上げられていましたが、それを思い出しました(ただ、数年前に海員閣に行ったときは全くそんなことはありませんでした)。
口コミを見ていると、ここのおばさんは有名なようですが、皆さん「仕方ないなぁ」とか「それほどでも」と寛大なようです。たしかに他のお客さんには、「美味しいでしょう」とか声をかけたりしていたので、お客さんによって態度が違うのかもしれません。ただ、私の場合は、単にぶっきらぼうというだけではなく悪意を感じました。
私はもう二度と行くことはないな。
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