BOOK OFFで、なんとなく目についたので購入しました。4人が、それぞれ仕方なくといった感じで、まだ出来て間もない秋田大学の医学部に入学し、そこで嫌々ながらも医者の卵として育っていく様を描いた青春小説というような内容です。
南木さんご自身が秋田大学出身のお医者さんということで、ご自身の分身として4人を登場させたようことがあとがきに書いてありました。
自分には医学部の友達はいなかったので、「きっと医学部の連中は、日々、猛勉強しているんだろうなぁ」とか思っていましたが、実態は我々と同じようなものなのかなぁということが、この本を読んでわかりました。ちょっと安心したような、でも、やっぱりちょっと不安なような・・・。
Amazonのレビューを読むと、読者には、やはり現役のお医者さんや医学生が多いようで、総じて良い評価のようです。秋田大学という実在の大学名を挙げて、そこでの閉塞感から息が詰まりそうだとか、都落ちとか、かなり悪い印象のことばかり書いているので、「こんなこと書いて大丈夫なのかなぁ?」とか心配してしまいましたが、そのことにはご本人も触れていて、今はそんなことはないと言われています。
医学部出身ではなくても、青春小説として十分楽しめる作品だと思います。
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