あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

村松友視さんの「アブサン物語」を読みました

村松さんというと、高校時代の友達が「親戚なんだぁ」と言っていたのを思い出し、勝手に親近感を覚えるのですが、そう思いながら、実は村松さんの本を読むのは20年以上も前に「時代屋の女房」を読んで以来2冊目です(笑)

アブサンというのは村松さんが飼っていた猫の名前です。ということで、猫との生活のことが書かれています。

村松さんが独特だなぁと思うのは、アブサンをペットでもなく子供でもなく尊敬すべき伴侶として接しようとしているところです。そういう視点でアブサンを見ていると、アブサンの行動に野性的な部分よりも、もっと理性的な複雑な感情を感じとるようで、その解釈が面白いです。

私は猫を飼ったことはないので、この本で紹介される猫の仕草や行動を、「そんなものなのかなぁ」と思う程度ですが、猫を飼ったことがある人は激しく共感する場面が多々あるのではないかと思います。

公園で拾われてから、やんちゃな時期を経て、やがて年老いて行くまでを時系列で書いてあるので、最後はちょっと悲しくなりますが、普段読む本とは一味違う面白さと清々しさを感じる良い本でした。

 

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アブサン