今日は、「人手が必要だから来て欲しい」と頼まれて実家へ行って来ました。人手と言っても何か手伝うわけではなく、法事などの際に、いつも来て貰う住職のお寺でお祭りがあって、あまりに人が少ないというのもカッコがつかないので、とにかく顔を出すだけでいいので行って欲しいとのことでした。
実家に寄ってから、お寺のほうへ行ってみると、かなり年齢層が高いものの、30~40人ぐらいは集まっていました。そして、なにやら「ちょっと調子がくるっちゃうぅ~・・・」という感じの、オカリナ、ギター、マンドリンという、やや奇妙なアンサンブルによる演奏を、みな、真剣に聴いていました。そこで、「あぁ~、なんか、こういう感じ、どっかで見た覚えがあるんだよなぁ・・・。あっ!わかった!!ハリウッド映画だ!アメリカの片田舎でカントリーミュージックを演奏しているのを聴いている地元住民みたいなやつだ!」ということに気付いてしまいました。それにしても、「洋の東西が変わると、こんなにも雰囲気が違うものだろうか。アメリカ人の陽気さに比べて、この厳かな雰囲気は一体なんなんだろう・・・」ということを感じてしまいました。
そして、その演奏が終わると、般若心経を、みなさんで読経しましょうという時間に突入して行きました。普通だと、そこで「いやいや、ワタクシ、無神論者ですし、そんなの読んだことありませんし。困っちゃいます!」ということになるところかもしれませんが、そして私もそういう一人ではあるのですが、なんとなく、それらしく読経できてしまったりします(もちろん読みながらですけどね)。と言うのも、私が生まれる前の話ではありますが、祖父が住職だったということがあり、二世帯住宅であった我が家では、私が生まれた後も、毎朝、木魚の「ポクポク」という音が聞こえ、正月などには、全員揃って、祖父のお経を聞くことになっていました。ということで、なんとなくお経のリズム(?)が体にしみ込んでいて、お経を読んでみると、自分でも驚くぐらい、なんとなく形になるのです(笑)
そして、最後に、「皆さん、お焼香を」と案内され、そこではじめて、このお祭りが、そのお寺を開いた方の400年目の法事だということに気がつきました。それにしても、400年目の法事って・・・。
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