神奈川新聞社から発行している「横濱」という季刊誌です。今回のテーマは横浜の地図ということで、「これは面白そうだ!」と思って買ってみました。
横浜駅から石川町に至る土地のかなりの部分が埋め立て地なのですが、この本には、その埋め立てが、どのようなステップを踏んで今の形状に変わってきたのかが紹介されています。また、中華街に行った方は、方向感覚がおかしくなったことがあるのではないかと思いますが、それは周りの街並みに対して中華街だけが斜めの方向を向いているからなのですが、その理由についても埋め立てた順番から必然的にそうなったということが説明されています(以前、読んだ本には、風水説があると書いてあったのですが、それよりも、もっと理にかなっていて「なるほどなぁ」と納得しました)。
私が今住んでいる場所は、関内駅の近くですが、そこは約150年前の地図を見るとまだ海で、それから約20年後の地図では、今の区画が整えられていて(町名、番地も当時から変わっていないようです)、「130年前から今に至るまで、どんな人が、ここに住んできたんだろう?」なんて考えるのも、なかなか楽しいです。
横浜に住んでいない方には、あまり面白い内容ではないかもしれませんが、逆に、この本を読んでから横浜に遊びに行くと、より楽しめるかもしれませんよ。
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