職場の同僚にいただきました。毎度毎度ありがとうございます!
いきなりネタバラシをしてしまうので、これから、この小説を読もうという方は、ご注意下さい!
動物が、その胸のうちを語るみたいな小説は、吾輩は猫であるをはじめ、たくさんあると思いますが、この小説は狛犬が人間を観察するという点が特徴でしょうか。そして、その狛犬が、あることをきっかけに犬になって動けるようになり、主人公に拾われ、一緒に暮らすようになります。そのあたりの描写は、ユーモラスであり、「あぁ、ユーモア小説なのかなぁ」と思っていたら、終盤にかけて、徐々にサスペンス的様相を帯びてきます。という、一風、変わった小説です。こういう構成の小説に慣れていないので、「この400ページ強の小説をユーモア小説とサスペンス小説の2つに分けて出版したほうが良いのでは?」と思ってしまいましたが、作家、出版社には、いろいろと事情があるのでしょうね。
こちらのホームページもご覧下さい⇒いつでも北海道に行きたい!