出張先で本を読みきってしまい、「新しく買わないと長い電車での移動時間がつらいことになる!」と、新神戸のKIOSKで急いで買った本です(結局、車内では宴会が繰り広げられ、読むことは無かったのですが・・・)。
これまでにも酒井さんの本を数冊読んだのですが、この本も、「スルドイ!」ということが書かれています。あくまで、酒井さんの個人的見解ですので、それが正しいかどうかはわかりませんが、「なるほど!そういう捉え方もあるかもね」という場面が多々ありました。
内容は、意識しているかしていないかは別として、何かにつけて、我々、日本人は、上下関係を作ってしまうということを、具体例を挙げて論じたものです。例えば、「ブス」という項目では、「ブスはブスらしくしてほしいと願っています」という、なかなか過激なことが書かれています。美人が男性を誘惑するのはわかるけど、ブスがそういうことをするのは腹立たしい!身分をわきまえなさい!!と。そのような気持ちが生まれるのは、容姿で上下関係を区別しているからだというわけです。
やや強引な論理展開も見受けられますが(と、私には思われますが)、観察力のスルドさは素晴らしいなぁと思いました。
こちらのホームページもご覧下さい⇒いつでも北海道に行きたい!