あれこれと

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五木寛之さんの「不安の力」を読みました

こういう本は、自己啓発というジャンルになるのでしょうかね。あまり、そういう本を読まないので、よくわかりませんが。なんとなく題名に魅力を感じて買いました。

本をものすごく要約すると、「不安を嫌がらずに、受け入れて生きて行きましょう」という内容です。もし、不安が無い人生ならば、ものすごく素晴らしいことのように思いますが、実は不安と安心は表裏一体の関係にあり、不安が無ければ安心を感じることもなく、それは味気ない人生になってしまいますよ ということをおっしゃっているのだと思います。

その考え方を五木さんの実体験をもとに具体的に説明されていて、「ぜひ、私と同じような思いに至って欲しい」とは書いてありませんが、その思いが、ひしひしと伝わり、五木さんの真摯な人柄が、その文章から伝わってきました。

私は、五木さんの言いたいことは頭では理解できるけど、そういう境地に至るのは難しいなぁと感じました。やはり不安な気持ちというのは嫌なもので、それを受け入れるのは辛いことだと感じてしまいます。

この本は、なんとなく回顧主義的な部分も見受けられるのですが、たしかに昔は良かったよなぁと私も思うことはよくあります。でも、それは今の時代に当時を振り返るから、そう思うだけで、当時は当時の不安も抱いていたに違いなく、それが解消された今だからそう思うだけのような気もします。もしかしたら、20年後に今の時代を振り返った人は、やはり「昔は良かったなぁ」と思うものかもしれません。

ということで、五木さんがおっしゃることを全て納得したわけではありませんが、「なるほど、そういう考え方もあるなぁ」と、別の視点からものごとを捉えることが出来る部分もありました。

 

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五木