4月に3度目の城ヶ島
前回2回(こちらとこちら)とも雲が出て星が撮れなかったので、今回は、事前にいろいろ調べてから行きました。ネットで調べると、いろいろなことがわかるんですね。便利な世の中です。
まず、雲の動きはYahoo!などでは雨雲の動きしか表示してくれませんが、それだと前回のように「天気予報は晴れだったのに、雲だらけじゃん!」ということになってしまいます。雨雲だけではなく、雲の動きがわかるページがこちら⇒GPV気象予報
気象情報をスーパーコンピューターを使って予測した結果を見ることができます。
そして、「天の川はどちらの空に出ているのかしら?」ということが知りたいときは、こちら⇒国立天文台
全国の主な場所(だいたい県庁所在地のようです)から、何時にどの方角に天の川が見えるかがわかります。ときに、月が光害となる場合もありますが、こちらのページでは月の満ち欠けや、その位置もわかるので、とても便利ですね。
昨晩は星を撮るには、とても良いコンディションだったので、「早朝に栃木まで行って帰ってきて疲れてるんだけどなぁ。でも、休みの日に、こういう好条件が揃うことは滅多にないかもしれないから頑張って行ってみるか!」と、夜8時過ぎに家を出て、城ヶ島まで行って来ました。
前回、路駐した場所に車を停めたところ、スクーターに乗った男性二人が近付いて来ました。近くまで来ると、それはスクーターではなくカブだということがわかり、さらに近付いてきて、それが警察だということがわかりました。
「星を撮りに来たんですか?ここは駐車禁止なので、あちらの駐車場に停めて下さいね。ちょっと歩きますけど」と注意され、さらに、免許証の提示を求められました。
「あぁ、関内から来たんですか。今日は休みですか?」
「はい」
「このあたりは意外と物騒なんですよ。昨年は自販機荒らしもあったし。おそらく外国人だと思いますけど。一人は危ないので気をつけて下さいね」
「そうなんですか。気をつけます」
「犯罪歴はありますか?」
「いえ、ありません」
「どんな仕事されているんですか?」
「いや、普通のサラリーマンです」
といったやり取りが、しばらく続きました。これって、いわゆる職務質問ってやつですね・・・。
「照会をかけているので、しばらくお待ち下さい」
と、数分待たされ
「ありがとうございました」
と言って去って行きました。
「もうしばらく戻って来ないだろうから、このまま路駐しておこうか」とも思いましたが、万が一、戻って来たら、キップを切られることは間違いないだろうと思って、仕方なく駐車場まで移動しました。
「ちょっと歩くって・・・。けっこう遠いじゃん!しかも駐車している車は自分1台だけだし!」といった状態に、ムカッとしましたが、そこから20分ほど歩いて馬の背洞門まで行きました。
星を撮りに来ている人がいっぱいいるんじゃないかと思っていたら、意外にも私一人でした。暗さに目が慣れてきたなぁという頃に、もう一人、三脚をかついだ人が来ました。
「よく来られるんですか?」
と、声をかけたところ、「いえ、はじめてなんですよ」とのことでした。
そこからは、お互い、無言で黙々と写真を撮っていました。
念願の天の川は、残念ながら撮れませんでした。時間が早すぎたのかもしれませんし、もしかしたら空気中に水蒸気が多かったのかもしれませんし、腕のせいかもしれませんし・・・。
せっかくなので、アストロトレーサーでどのくらいクッキリ星が写るのか試してみました。はじめ何も考えずISO800で3分間撮ったら下の写真のように真っ白になってしまいました。このあたりでも街の光が届いているってことなのかなぁ。
ISO100で3分間撮ったのが下の写真です。
星の動きを自動追跡しているわりには、よく見ると星が流れています。風が強かったので、三脚が揺れたせいかもしれませんが。
その後、インターバル合成の写真を作ろうと思って、シャッター速度15秒、インターバル時間17秒で約60枚の写真を撮りました。撮り終わってから気がついたのですが、設定を「インターバル合成」にするのを忘れてしまったので、あとから合成しないといけないことに気がつきました。「面倒だなぁ!」と、自分に腹を立て、11時頃に、城ヶ島をあとにしました。
家に帰ってから、SiriusCompというフリーソフトを使って比較明合成したのが下の写真です。
私のパソコンでは60枚ちょっとを一度に合成しようとするとエラーが出たので、20枚弱に小分けにして、それぞれで合成写真を作り、最後に、それらの合成写真を合成して作りました。面倒だなぁ!
ということで、手間をかけたわりには、「なんだかなぁ!」という写真で残念でした。もう少し光害の少ない場所へ行かないとダメかなぁ・・・。
こちらのホームページもご覧下さい⇒いつでも北海道に行きたい!