あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

元気なおじいちゃん

桜木町TSUTAYAへ行った帰り、日本丸がキレイだったので写真を撮っていたのですが、私のカメラでは、どうしてもカメラを縦にしないとフレームに収まりきらず、「もっと広角のレンズが欲しいなぁ」と思っていたところ、すぐ近くで、いかにも高価そうなカメラで撮っているおじいちゃんがいたので、「何ミリのレンズを使っていますか?」と訊いてみました。が、よく見ると、その方も、カメラを縦にして写真を撮っていました。ただ、フルサイズのカメラのようでしたので、私のAPS-Cより画角が広いんだろうなぁ。

話しかけたあと、「し、しまった・・・」と思ったのは、それから5分ほど経ってからのこと。おじいちゃんの話が止まらない・・・。

まず、自分が撮った日本丸の写真をカードにしていて、それを「あげる」と、気前よくくれました。さらに、「上大岡から富士山がキレイに見えるんだよ」と、それもカードにしているものをくれました。さらに、「タマちゃんが来たときに、オレが撮った写真が全国に流れたんだよ。当時、デジカメはあったけど、ズームレンズが使えるのはなかなか無かったんだ。焦点がピタっと合う写真はオレのだけだったんだ」と、タマちゃん⇒焦点の話に移りました。

タマちゃんの写真の裏面は、タマちゃんの住民票のコピーが印刷されていました

 

「焦点がピタっと合う写真は、数百枚に1枚ぐらいだな。あの観覧車の場合は時刻の「:」に焦点を合わせると、全体の焦点が合うんだ」とか、鳥の写真をカードにしたものも取り出し、「鳥は、みんな目に焦点を合わせるって言うけど、脚に合わせると全体の焦点が合うんだ」とか、「花にとまったゾウムシの写真が、焦点がピッタリ合っているので、大学の先生がビックリしちゃってさぁ」とか。そのあたりから、虫の撮影方法に話が移り、「ハンミョウって知ってる?あれ、スバシッコイでしょ。でも、3回飛んだら、1回休むから、その瞬間を狙って撮るんだよ。みんな、どうやって撮ってるかビックリするんだけど、生態がわかっていたら、あとは片手だけでもちゃんと写真撮れちゃうんだよ」とか。そこから、「みんな、絞りがどうとかレベルがどうとか言うけど、見えているとおりに撮らなきゃダメだよ。ホワイトバランスをオートにして、あとはカメラに任せて撮るだけでいいの」と、撮影方法への批判に話が移り、「写真を撮るためには、同じところに何度も通わないとダメだね。オレなんか鳥を撮るために山に何度も入って、スズメバチに2回も刺されたよ。2回目に刺された時は、38度の熱が出たんだけど、すぐに治ったよ」と、そこから健康の話に移り、「オレ、83歳なんだけど、この前なんか、写真撮った帰りに道で転んじゃって、骨が見えるぐらいのケガをしたんだけど、怪我の治りが早いから、オキシドールで消毒しただけで傷ふさがっちゃったよ」とか「癌なんてさぁ、あれ、気持ちの問題だから。誰だって癌細胞はできるんだけど、おおらかな気持ちでいたら癌にならないから」という話へ。

この時点で、すでに30分ほど経っていたので、そろそろ帰りたいなぁと思っていたのですが、まだ話が止まらない。しかも、話をしながらも、観覧車のイルミネーションが変わる7時ちょうどになると、レリーズでカシャカシャ写真を撮りはじめました。「しっかりしてるなぁ・・・」と感心。

「ここにいると、外人もよく来るの。言葉は通じないけど、写真の撮り方を教えてあげて。カードをあげると、すごく喜んでさぁ。本当にタダでいいの?って何度も訊くの。オレ、写真でお金貰ったこと一度もないから」と、まだまだ話は続いたのですが、「このままでは帰れない・・・」と、話を途中で遮り、お礼を言って、その場を後にしました。

あとで思い出したのですが、そう言えば、私が話をする前にも、夫婦らしき方が、そのおじいちゃんと話をしていました。あの夫婦も話を遮るのに苦労したのかもしれないなぁ(笑) きっと、名物おじいちゃんだと思うので、もし日本丸を見に行くことがあれば、探してみて下さい。面白い話が聞けると思いますよ。

そして、こちらは私が撮った写真

別に老人に対抗したわけではありませんが・・・。それに老人と話す前に撮ったので。

誰が撮っても、どうしても、こういう構図になってしまうのです。

一応、真正面からも撮ってみました。ここは、リフレクションがキレイですね。

 

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