あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

井上靖さんの「天平の甍」を読みました

遣唐使の話です。まず登場人物が、いかにも僧侶っぽい難しい名前で、なかなか覚えられなかったり、仏教用語がいっぱい出てきて、なんのことだかわからなかったりで(注釈もついているのですが、その数が多くて面倒で、読み飛ばしてしまったこともあり)、読み終わった後も、どうも消化不良に感じました。ただ、若い遣唐使が、夢と希望を持って唐に渡り、そこで「日本のために!」という使命感を持ち、あるいは、「自分のために!」という思いを抱くに至り、それぞれの人生を歩むという話だということはわかりました(笑)

主人公は、普照という僧侶で、彼は、一緒に唐に渡り、志半ばで病に倒れた同志の意思を継ぐ形で、鑑真を日本へ連れて行くことを自分の使命と考えます。また、自分の使命は、経典を日本へ持ち帰ることだと考え、その半生を賭して様々な経典を写経し、日本へ持ち帰る途上、その写経と一緒に海の藻屑となって消えて行った僧侶もいたり、現地の女性と家庭を築き、帰国を諦めた人もいたり。「人生とはなんぞや」「自分だったらどうしていただろう」ということを考えさせられる本でした。

 

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