沖縄へ行く前には、あまり意識していなかったのですが、沖縄に着いてから、だんだん「見たい！」という思いが強くなり、さらに沖縄の北側へ進むに連れて、その思いは強まりました。沖縄の中でも、保護されているところはあり、そこへ行けば見られるのでしょうが、そこへ行くには時間が遅かったため、泣く泣く諦めることにしました。が、最北端の辺戸岬まで行き、そこから国道58号線から県道70号線で東へ南へと移動している途中に、こんな標識を見つけました。
「マ、マジかぁ！野生のヤンバルクイナが出没するのか！」
と、驚くとともに、俄然、ハンドルを握る手に力が入ります。
北海道で、いつかヒグマに出くわすのではないかという緊張感とは、また違った緊張感が。
「見たい！でも、ひいてしまったらどうしよう・・・」
この標識は、その後も頻繁に出てきて、「目撃したら、こちらに電話してね」みたいな看板を見た時には、「おぉ、電話する！電話する！！」と、いやがうえにも緊張感は高まります。もしもの時のために、車の速度を落として、キョロキョロしながら、その標識が登場しなくなるまでの1時間近くを運転しました。
「あっ！なにか黒いものが動いてる！」
と、よくよく見るとカラスだったりして、結局は見ることはできなかったのですが、釣りと同じで、結果は結果として、この久しぶりのワクワク感は楽しかったです。
あとで知ったのですが、ヤンバルクイナの繁殖期である5～7月ぐらいは出没が増えるようですね。見たかったなぁ・・・。
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