読んでから知ったのですが、1994年に映画化されているんですね。
小学6年生の3人と近所のおじいさんの友情を描いた小説です。そう書いてしまうと、なんとも内容の薄い小説のように感じますが、実は、テーマとしてはもっと重いです。
小学生の3人は、「死」とはどういうものなのかが知りたくて、それが近そうな、近所のおじいさんに近付いているうちに仲良くなります。当初は、そういう目的で、おじいさんに近付いたのですが、それぞれ家族が問題を抱えていたり、忙しかったりして、家族に打ち明けられない悩みだったりを話せる大人としての存在感を増してきます。そして最後は・・・。
この小説を読んでいると、「そう言えば、自分も子供の頃には妖怪百科事典みたいなものを読んで、そうとうにビビッてたなぁ」とか、子供の頃のことを思い出しました。大人が読むと、ずいぶん長い間忘れていた子供の頃のことを思い出すかもしれませんよ。
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