あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

重松清さんの「きよしこ」を読みました

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きよしこ」って、なんだろう?なんとなく、「きよしこの夜」と続けたくなるけどと思っていたら、まさに、その歌と関係していました。
主人公である、きよし少年は、吃音があります。その少年が、周囲からどう接せられ、それに対して、自分自身がどう感じているか、それを少年から青年へと成長するまでのエピソードを交えて描かれています。
きよし少年の場合、「か」行と「た」行がうまく出てこないため、本当は伝えたいことがあっても、うまく伝えられなかったり、伝えることをはじめから諦めたり、それを使わない言い回しを選んだり.。そのために、いじめられたり、悔しい思いをします。
成長するにつれて、友達も増え、吃音を笑われることが少なくなっていきますが、吃音が良くなっていくということはありません。ただ、それを嘆くだけではなく、そのことを受け入れながら困難に立ち向かって行こうという姿が描かれています。
この本を読んで、昔、職場に吃音がある方がいたことを思い出しました。私自身は、そのことを今まで忘れていたぐらいなので、気にしたことはありませんでしたが、きっと、ご本人はかなりの苦労をされたんだろうなぁと、この小説を読んで、いまさらながら思いました。とても優しい方だったのは、この小説のきよし少年のように、ひとの気持ちがよくわかる方だったからなのかなぁなんて思ったりしました。
半年ほど前に、NHKで、この小説を原作としたドラマが放送されていたことを読後に知りました。観たかったなぁ。なんて思っていたら、なんと、明日、再放送されるとのこと。すごいタイミング!すぐに録画予約しました(笑)


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