あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

楡周平さんの「羅針」を読みました


一人の船乗りの話です。読んでいて、なんとなく宮本輝さんの流転の海シリーズのような壮大さを感じましたが、こちらは1冊で完結している話ですので、流転の海シリーズに比べると、そのダイジェスト版のようなコンパクトな印象です。
エンジニアとして大型の船に乗る男性が主人公です。まずは船乗りが普段どういう仕事をしているかや、どれだけ危険を伴うものかということを、ひとつの航海の中で説明しています。その後、その男性の境遇だったり、父親、そして子供とのかかわり方が描かれ、さらに同郷の若者の成長、最後には冒険小説のような話になります。読んでいて安心感があるというか、やはりプロは表現が上手だなぁと思いますが、これだけ壮大な話を400ページほどのボリュームに収めようと思うと、どうしても端折らないといけなくなってしまうからか、どうも感情移入ができないまま読み終えてしまいました。


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