こんな問題、簡単じゃん!遠くから都に来る人は日持ちする食料を持って来て、近くから来る人はナマモノを持って来るってことでしょ!と思ったら、そんな単純じゃないようですね。これは受験生の皆様、たいへん失礼しました!
解答例を読むと、「租庸調」の「調」に関連付けて説明するのが正解のようです。恥ずかしながら、「租庸調」がなんなのか知らなかった(おそらく忘れた)のですが、奈良時代の税制だったんですね。その中の「調」は各地の特産物を都におさめる税だったそうです。そうかそうか、それで、なんだか珍味っぽい食べ物が多いのか。それにしても、特産物が無い場合はどうしたんでしょうかね。
「おらが村には、こんなものしかねぇだ。これで勘弁してけろ」みたいな人もなかにはいたと思うのですが。
「おぬし、無礼じゃぞ!成敗してくれるわ」
「そんなごむたいな。これでも、村の者の口には入ることのねぇ、貴重な食料だぁ」
「えぇ~い、こうしてやる!」
「ひぇ~」
みたいな(言葉遣いも時代感もメチャクチャだと思いますが、雰囲気を感じていただければ幸いです)。
いつの時代にも、庶民は税に苦しめられるものなのですね。
ものすごく脱線しましたが、実は奥が深い問題でした。
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