あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

重松清さんの「定年ゴジラ」を読みました

あとがきを読むと、重松さんが東京郊外のニュータウンに住んでいた頃に、外を見ていて、「オッサンが、ぶらぶらしていないか?」ということに気が付き、自分の父親の世代をモデルにした小説を書いてみようと思ったのだそうです。重松さんは1963年生まれなの…

沼田まほかるさんの「彼女がその名を知らない鳥たち」を読みました

題名を見て「どんな内容だろう?」と、気になって読んでみました。沼田まほかるさんの本を読んだのは初めてだと思いますが、沼田さんは、湊かなえさん、真梨幸子さんとともにイヤミス作家として知られているそうです。「イヤミス」というのは「読後、イヤな…

機本伸司さんの「神様のパズル」を読みました

読後に知ったのですが、2008年に映画化されているんですね。主人公は、男子大学生です。お気に入りの女子学生が入ったゼミに自分も入ります。とにかく卒業し、どこでもいいので就職したいだけだったのですが、先生から、天才女子学生をゼミに誘うようにお願…

沢木耕太郎さんの「彼らの流儀」を読みました

このブログで小説について書くとき、たいてい、「ジャンルは・・・」と、カテゴライズするのですが、この小説を読みながら、「ジャンルはなんになるんだろう?」と思っていました。そして、あとがきに、まさしく「コラムでもなく、エッセイでもなく、ノンフ…

池井戸潤さんの「シャイロックの子供たち」を読みました

どこかで聞いたことがある題名だなぁと思ったら、今年、映画が上映されていたんですね。阿部サダヲさんが主演で、上戸彩さん、玉森裕太さん、柳葉敏郎さん、杉本哲太さんなどが出演されていたそうです。映画は観ていませんが、なんとなく、この役は、この方…

北森鴻さんの「メビウス・レター」を読みました

題名だけ見て買いました。ジャンルはミステリーです。山梨県で大地震が発生し、多くの方が亡くなり、そんな中、倒壊した高速道路の橋脚から人骨が発見されたことを報じる新聞記事から始まります。が、話はそれとは無関係に、どんどん進んでいきます。という…

いとうせいこうさん、みうらじゅんさんの「見仏記」を読みました

このお二人の「ザ・スライドショー」については過去に何度か書いていると思いますが(たとえばこちら)。見仏記は初めて読みました。だいぶ前にDVDを観たことがあるのですが、どうも個人的に仏像に興味を持てず、お二人の盛り上がりについて行けないなぁ・・…

重松清さんの「なきむし姫」を読みました

2年ほど前、NHKの「奇跡のレッスン」という番組で、重松さんが子供達に小説を描くために必要な感性がどういうものかを身近なものを例に教えたり、子供達に小説のテーマを与え、実際に小説を描き始めてからは面談を通して、そのストーリー展開にヒントを与え…

今野浩さんの「工学部ヒラノ教授」を読みました

OR(オペレーションズ・リサーチ)の第一人者である、今野さんの体験に基づき、工学部の内情を描いた本です。私も工学部出身なので、本の題名が気になって買ってみました。今野さんは、筑波大、東工大、中央大にいらっしゃったそうで、私が大学生だった頃に…

池井戸潤さんの「仇敵」を読みました

2006年の作品のようです。半沢直樹シリーズや花咲舞シリーズなどと、だいたい同時期に書いていたということなのでしょうかね。やはり銀行が舞台の小説です。主人公の中年男性は、銀行で雑用のような仕事をしているのですが、実は・・・ という、まぁ、小説に…

伊与原新さんの「月まで三キロ」を読みました

表題作を含む7作の短編からなります。それぞれの作品は、国内のどこか実在の場所をモデルにしているのかなぁと感じさせる具体的な描写があります。「アンモナイトの探し方」は北海道のとある場所が舞台となっている作品です。話の中で、アンモナイトの博物館…

浅田次郎さんの「見上げれば星は天に満ちて」を読みました

副題に、「心に残る物語 日本文学秀作選」とあるように、浅田さんの心に残る短編小説を集めたものです。私は最後の「耳なし芳一」以外は知らない話ばかりでしたが、取り上げられている作家は、森鴎外、谷崎潤一郎、芥川龍之介、川端康成など、誰でも名前は知…

「特撰!おにぎり」

おにぎりブームを、じわじわと感じる今日このごろ。私も、たぶん基本的にはミーハーなんでしょうね。おにぎりにハマってしまったと言っていいでしょう(笑)おにぎりは、たいてい中に具材が入っているので、外から見ると個性はほとんどなく、SNS映えしづらい…

垣根涼介さんの「君たちに明日はない」を読みました

主人公は30代前半の男性です。彼はさほど規模の大きくない会社に所属しているのですが、その会社は、ある会社がリストラを敢行しようという時に、そこからの依頼を受けて、リストラの対象となる社員に対して、退職するように説得することを仕事としているの…

海堂尊さんの「ナニワ・モンスター」を読みました

「ゲゲッ!予言?」というのが、読み始めて、すぐに感じたこと。レビューを見ると、同じように感じた方が多かったようです。新型コロナと新型インフルエンザという違いこそあれ、まるで、10年後の日本を予言しているかのような描写が続き驚いてしまいました…

越智志帆さん(Superfly)の「ドキュメンタリー」を読みました

新刊を買ったのなんて、いつ以来だろう。いつもはブックオフなんかで買うことが多いのですが、やはりファンとしては買わなければ!ということで発売日当日に買いました。基本的には、3年ほど前にネットで連載されていたエッセイ「ウタのタネ」を本にしたもの…

小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」を読みました

こういう本を読むと、小説って芸術なんだなぁと感じます。童話というか寓話というのでしょうか、そういうちょっと不思議な話です。出だしから、主人公について、3人称で淡々と語られていきます。短い文章で、全て過去形で語られることによって、その先に待ち…

池井戸潤さんの「ルーズヴェルト・ゲーム」を読みました

ドラマ化されたので、そちらで内容をご存知の方も多いかもしれません。私は、ドラマを観ていないので、今回、内容をはじめて知りました。まず題名から、「ルーズベルトゲームって何?なんだか難しそうだなぁ」という印象を受けたのですが、全く、そんことは…

浅田次郎さんの「鉄道員(ぽっぽや)」を読みました

もちろん、高倉健さん主演で映画化されたことは知っていますが、その映画を観たこともなく、どんな話か全く知らずに読みました。まず驚いたのが、「えっ!この話って短編だったの!!」ということ。映画化されたので、てっきり長編小説だと思っていたのです…

鯨統一郎さんの「邪馬台国はどこですか?」を読みました

とても風変わりな小説です。ブックオフで、何か買おうと思って本のコーナーを見ていて「どんな本なんだ?」と、そのヘンな題名を見て買ってみました。エッセイ風の本かと思ったのですが、そうではなく、4人が、飲み屋で、歴史解釈について議論を交わすという…

重松清さんの「ビタミンF」を読みました

「ビタミンF」について、あとがきに説明があります。「(ビタミンFは)ないから、つくった。(略)ひとの心にビタミンのようにはたらく小説があったっていい。そんな思いを込めて、七つの短いストーリーを紡いでいった」とあります。その説明のとおり、心が…

恩田陸さんの「図書室の海」を読みました

短編集です。10作品あり、あとがきを読むと、長編小説のスピンオフ的な作品だったり、予告編として描かれたものもあるようで、恩田さんのファンなら、きっと、より楽しめるんだろうなぁと思います。私は過去に読んだ本は少ないので、「夜のピクニック」の予…

沢木耕太郎さんの「貧乏だけど贅沢」を読みました

対談集です。対談の相手は、井上陽水さん、阿川弘之さん、此経啓助さん、高倉健さん、高田宏さん、山口文憲さん、今福龍太さん、群ようこさん、八木啓代さん、田村光昭さんです。1980年代から90年代の対談をまとめたものです。数多くの対談を行ってきたなか…

藤田宜永さんの「わかって下さい」を読みました

藤田さんらしい短編小説6話からなっています。主人公は、皆、60代半ばぐらい。仕事はリタイアして、さて、これからの人生をどう過ごしていこうかという世代です。おそらく、この作品を藤田さんが描いた年齢がそのぐらいだったのでしょうね。1話目は、過去に…

新田次郎さんの「芙蓉の人」を読みました

明治時代に、冬季の富士山頂で気象観測をしようとした野中さんという実在の人物を描いた小説です。夏には、比較的安全に登れる富士山ですが、冬には、今でも事故が起きたりしていますよね。明治時代には、装備もなく(まだ輸入もされてもいなかった)、それ…

宮本輝さんの「草花たちの静かな誓い」を読みました

10月は、数えてみると15日、出張で、どこかしらに行っていたので、移動時間も長くなり、本を読むペースが上がりました(笑)約450ページの長編小説ですが、飽きることなく最後までスラスラと読むことができました。主人公は30代前半の男性です。話は、その叔…

沢木耕太郎さんの「イルカと墜落」を読みました

沢木さんご本人が、NHKの番組の取材でアマゾンへ行った際に遭遇した飛行機墜落事故をメインとして、それに至るまでの経緯が描かれています。事態は、ものすごく深刻で、特にユーモラスに表現しているわけではないのですが、不謹慎ながら笑ってしまいました。…

楡周平さんの「羅針」を読みました

一人の船乗りの話です。読んでいて、なんとなく宮本輝さんの流転の海シリーズのような壮大さを感じましたが、こちらは1冊で完結している話ですので、流転の海シリーズに比べると、そのダイジェスト版のようなコンパクトな印象です。エンジニアとして大型の船…

湊かなえさんの「望郷」を読みました

6つの短編からなります。全て、舞台が白綱島という瀬戸内海の架空の島だということが共通点です。そして、どの小説も人の死と、そのことが残された者の人生に、どのような影響を与えたかということがテーマになっています。個人的には、「海の星」という話が…

藤田宜永さんの「転々」を読みました

藤田さんの本はけっこう読んでいますが、この本は読んだことがなさそうだなぁと思って買ってみました。そして、しばらく読み進めていくうちに、「あれ?こういう展開の本、以前、読んだことがあるような」という気がしてきて、さらに読み進めていくうちに、…