あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

重松清さんの「ビタミンF」を読みました

「ビタミンF」について、あとがきに説明があります。「(ビタミンFは)ないから、つくった。(略)ひとの心にビタミンのようにはたらく小説があったっていい。そんな思いを込めて、七つの短いストーリーを紡いでいった」とあります。その説明のとおり、心が…

恩田陸さんの「図書室の海」を読みました

短編集です。10作品あり、あとがきを読むと、長編小説のスピンオフ的な作品だったり、予告編として描かれたものもあるようで、恩田さんのファンなら、きっと、より楽しめるんだろうなぁと思います。私は過去に読んだ本は少ないので、「夜のピクニック」の予…

沢木耕太郎さんの「貧乏だけど贅沢」を読みました

対談集です。対談の相手は、井上陽水さん、阿川弘之さん、此経啓助さん、高倉健さん、高田宏さん、山口文憲さん、今福龍太さん、群ようこさん、八木啓代さん、田村光昭さんです。1980年代から90年代の対談をまとめたものです。数多くの対談を行ってきたなか…

藤田宜永さんの「わかって下さい」を読みました

藤田さんらしい短編小説6話からなっています。主人公は、皆、60代半ばぐらい。仕事はリタイアして、さて、これからの人生をどう過ごしていこうかという世代です。おそらく、この作品を藤田さんが描いた年齢がそのぐらいだったのでしょうね。1話目は、過去に…

新田次郎さんの「芙蓉の人」を読みました

明治時代に、冬季の富士山頂で気象観測をしようとした野中さんという実在の人物を描いた小説です。夏には、比較的安全に登れる富士山ですが、冬には、今でも事故が起きたりしていますよね。明治時代には、装備もなく(まだ輸入もされてもいなかった)、それ…

宮本輝さんの「草花たちの静かな誓い」を読みました

10月は、数えてみると15日、出張で、どこかしらに行っていたので、移動時間も長くなり、本を読むペースが上がりました(笑)約450ページの長編小説ですが、飽きることなく最後までスラスラと読むことができました。主人公は30代前半の男性です。話は、その叔…

沢木耕太郎さんの「イルカと墜落」を読みました

沢木さんご本人が、NHKの番組の取材でアマゾンへ行った際に遭遇した飛行機墜落事故をメインとして、それに至るまでの経緯が描かれています。事態は、ものすごく深刻で、特にユーモラスに表現しているわけではないのですが、不謹慎ながら笑ってしまいました。…

楡周平さんの「羅針」を読みました

一人の船乗りの話です。読んでいて、なんとなく宮本輝さんの流転の海シリーズのような壮大さを感じましたが、こちらは1冊で完結している話ですので、流転の海シリーズに比べると、そのダイジェスト版のようなコンパクトな印象です。エンジニアとして大型の船…

湊かなえさんの「望郷」を読みました

6つの短編からなります。全て、舞台が白綱島という瀬戸内海の架空の島だということが共通点です。そして、どの小説も人の死と、そのことが残された者の人生に、どのような影響を与えたかということがテーマになっています。個人的には、「海の星」という話が…

藤田宜永さんの「転々」を読みました

藤田さんの本はけっこう読んでいますが、この本は読んだことがなさそうだなぁと思って買ってみました。そして、しばらく読み進めていくうちに、「あれ?こういう展開の本、以前、読んだことがあるような」という気がしてきて、さらに読み進めていくうちに、…

池波正太郎さんの「散歩のとき何か食べたくなった」を読みました

題名がいいですね。私は、たいてい「この店へ行く!」と決めてから外出するし、散歩するときも何も目的がないとつまらないので、無理やりにでも目的を作ってから歩き始めるので、ぶらぶらと歩いていて 「あ~、お腹空いたなぁ。あっ!良さそうなお店がある。…

池井戸潤さんの「架空通貨」を読みました

池井戸さんの初期の作品です。半沢シリーズなど、とてもわかり易い内容の小説に比べると、わりと金融関係の専門的な用語が出てきて、そういう知識が全くない私にはとっつきにくさを感じました(もちろん、小説の世界観を壊さないように配慮しながらも、ちゃ…

恩田陸さんの「夜のピクニック」を読みました

私が本を選ぶ時、もちろん好きな作家の作品を買うこともありますが、題名を見て、「どんな内容なんだろう?」と興味をおぼえて買うことが多いです。恩田さんの作品は、過去に何冊か読んでいますが、恩田さんだからというよりも、題名を見て買うことが多いで…

増島拓哉さんの「闇夜の底で踊れ」を読みました

パチンコばかりしている無職の30代男性が主人公です。同じく、パチンコばかりしているおっちゃんとバカ話ばかりしている日々を過ごしているのですが、ある日、パチンコで勝ち、そのお金でソープランドへ行くところから、話は少しずつきな臭くなっていきます…

湊かなえさんの「絶唱」を読みました

4つの短編からなります。それぞれの話の主人公は、それぞれの話の中の登場人物と何らかの関わりをもっています。各主人公の共通点は、女性であることと、阪神淡路大震災によって心に傷を負ったということ。そして、皆、トンガのお国柄や、そこに住む温かい人…

瀧羽麻子さんの「うさぎパン」を読みました

題名を見て買ったのは言うまでもありません(笑)2つの小説からなっています。それぞれの話に共通する女性が登場しますが、主人公は、その女性と関係のある女子高校生と幼馴染です。どちらも恋愛小説ということになるのかなぁ。劇的な話というわけではなく、…

高杉良さんの「最強の経営者」を読みました

「アサヒビールを再生させた男」というサブタイトルがついています。元アサヒビール社長の樋口廣太郎さんをメインとして、「夕日ビール」と揶揄されたアサヒビールがどう再生されていったかを描いた小説です。私が社会人になった頃には、既に伝説的な経営者…

白石一文さんの「もしも、私があなただったら」を読みました

題名を見て、「どういう内容だろう?」と読んでみたくなり買ってみました。50歳間近の男性が主人公です。東京の大手企業に勤めていたのですが、そこを辞めて、離婚し、地元博多に戻り、親が残した酒屋をバーに変えてマスターとして過ごす日々を送っていたと…

遠藤彩見さんの「みんなで一人旅」を読みました

表題を含む旅をテーマにした7つの短編からなっています。行き先は国内であったり、海外だったり、主人公は男性だったり、女性的だったり、様々です。ひとつ、ちょっと怖い話がありますが、それ以外は、それぞれに旅を通して前向きになる話で、ちょっと元気を…

近藤史恵さんの「ふたつめの月」を読みました

題名を見て、「どんな話なんだろう?」と、気になって読んでみました。なんとなくサスペンスっぽい感じもしますし、純文学っぽくもありますし。しかも漢字で「二つ」とは書かずに、ひらがなで「ふたつ」と書いているところが、なんだか意味ありげですよね。…

城山三郎さんの「臨3311に乗れ」を読みました

先日、「そうか、もう君はいないのか」を読みました(こちら)。それを読んで、城山さんが、経済小説のパイオニアだということを知り、そっち方面の本も読んでみたいなぁと思い、「臨3311に乗れ」を読んでみました。題名を見て、ピン!と来た方は、鉄分の多…

柳田邦男さんの「事故調査」を読みました

このブログに取り上げるのは3回目ですが、たぶん10回は読んでいると思います。私にとってはバイブルみたいな本です。いつも職場で、「これ、推薦図書です!」と紹介するのですが、最近、紹介していなかったので、ブログで紹介をと思いまして。このブログを運…

城山三郎さんの「そうか、もう君はいないのか」を読みました

本のタイトルを見て、内容が想像できてしまい、そして切なさを感じてしまうって、すごい題名ですよね。その想像通り、城山さんが亡くなられた奥様のことを書いた私小説です。本を開いて、まず感じたのが「文字がデカい!」ということです。200ページもない薄…

竹林七草さんの「お迎えに上がりました。」を読みました

サブタイトルというのか、題名の下に「国土交通省国土政策局幽冥推進課」と書いてあり 「なんだ?」 と思って買ってみました。読み始めてからずっと、作者は女性だと思い込んでいたのですが、40代の男性とのことで驚きました(しかもサラリーマンとの兼業作…

山田太一さんの「異人たちとの夏」を読みました

題名だけを見て、なんとなく手に取った小説です。主人公は中年の脚本家です。彼は離婚したばかり。自分から離婚しようと言ったので妻に未練はないものの、その妻の新しい恋を面白くないと感じるなど、ところどころに傲慢さが見え、「いけすかない男だなぁ」…

重松清さんの「きよしこ」を読みました

「きよしこ」って、なんだろう?なんとなく、「きよしこの夜」と続けたくなるけどと思っていたら、まさに、その歌と関係していました。主人公である、きよし少年は、吃音があります。その少年が、周囲からどう接せられ、それに対して、自分自身がどう感じて…

恩田陸さんの「木洩れ日に泳ぐ魚」を読みました

恩田さんの小説は過去に読んだことがあったよなぁと思って、自分のブログを検索したら、5年前に「蛇行する川のほとり」を読んでいました(こちら)。ただ、そのブログを読んでもどんな内容だったかわからないという・・・(ネタバレを避けているので)。そこ…

高杉良さんの「炎の経営者」を読みました

小説のタイトル「炎の経営者」とは、㈱日本触媒の二代目社長である八谷泰造さんのことです。八谷さんは、富士製鉄(のちに八幡製鉄と合併し、今は日本製鉄)の社長である永野さんに出資をお願いしようと、同じ電車に乗って、直談判するところから小説は始まり…

樋口明雄さんの「標高二八〇〇米」を読みました

新田次郎さん的な山岳小説なのかなぁと思って読み始めたら、「あれ?サスペンス?」という展開になり、さらに読み進めると、「あれ?短編?」ということがわかり、題名から想像していたのとは、ちょっと違いました。ジャンルとしては、ホラーと山岳小説を融…

柳美里さんの「ゴールドラッシュ」を読みました

柳さんの小説を初めて読みました。以前、横浜に住んでいらしたことは、何かの番組で観て知っていましたが、この小説は、山手から黄金町あたりが舞台です。今の私の行動範囲と重なるので、とてもイメージし易かったです。主人公は14歳の少年です。まだ子供の…