あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

遠藤彩見さんの「みんなで一人旅」を読みました

表題を含む旅をテーマにした7つの短編からなっています。行き先は国内であったり、海外だったり、主人公は男性だったり、女性的だったり、様々です。ひとつ、ちょっと怖い話がありますが、それ以外は、それぞれに旅を通して前向きになる話で、ちょっと元気を…

近藤史恵さんの「ふたつめの月」を読みました

題名を見て、「どんな話なんだろう?」と、気になって読んでみました。なんとなくサスペンスっぽい感じもしますし、純文学っぽくもありますし。しかも漢字で「二つ」とは書かずに、ひらがなで「ふたつ」と書いているところが、なんだか意味ありげですよね。…

城山三郎さんの「臨3311に乗れ」を読みました

先日、「そうか、もう君はいないのか」を読みました(こちら)。それを読んで、城山さんが、経済小説のパイオニアだということを知り、そっち方面の本も読んでみたいなぁと思い、「臨3311に乗れ」を読んでみました。題名を見て、ピン!と来た方は、鉄分の多…

柳田邦男さんの「事故調査」を読みました

このブログに取り上げるのは3回目ですが、たぶん10回は読んでいると思います。私にとってはバイブルみたいな本です。いつも職場で、「これ、推薦図書です!」と紹介するのですが、最近、紹介していなかったので、ブログで紹介をと思いまして。このブログを運…

城山三郎さんの「そうか、もう君はいないのか」を読みました

本のタイトルを見て、内容が想像できてしまい、そして切なさを感じてしまうって、すごい題名ですよね。その想像通り、城山さんが亡くなられた奥様のことを書いた私小説です。本を開いて、まず感じたのが「文字がデカい!」ということです。200ページもない薄…

竹林七草さんの「お迎えに上がりました。」を読みました

サブタイトルというのか、題名の下に「国土交通省国土政策局幽冥推進課」と書いてあり 「なんだ?」 と思って買ってみました。読み始めてからずっと、作者は女性だと思い込んでいたのですが、40代の男性とのことで驚きました(しかもサラリーマンとの兼業作…

山田太一さんの「異人たちとの夏」を読みました

題名だけを見て、なんとなく手に取った小説です。主人公は中年の脚本家です。彼は離婚したばかり。自分から離婚しようと言ったので妻に未練はないものの、その妻の新しい恋を面白くないと感じるなど、ところどころに傲慢さが見え、「いけすかない男だなぁ」…

重松清さんの「きよしこ」を読みました

「きよしこ」って、なんだろう?なんとなく、「きよしこの夜」と続けたくなるけどと思っていたら、まさに、その歌と関係していました。主人公である、きよし少年は、吃音があります。その少年が、周囲からどう接せられ、それに対して、自分自身がどう感じて…

恩田陸さんの「木洩れ日に泳ぐ魚」を読みました

恩田さんの小説は過去に読んだことがあったよなぁと思って、自分のブログを検索したら、5年前に「蛇行する川のほとり」を読んでいました(こちら)。ただ、そのブログを読んでもどんな内容だったかわからないという・・・(ネタバレを避けているので)。そこ…

高杉良さんの「炎の経営者」を読みました

小説のタイトル「炎の経営者」とは、㈱日本触媒の二代目社長である八谷泰造さんのことです。八谷さんは、富士製鉄(のちに八幡製鉄と合併し、今は日本製鉄)の社長である永野さんに出資をお願いしようと、同じ電車に乗って、直談判するところから小説は始まり…

樋口明雄さんの「標高二八〇〇米」を読みました

新田次郎さん的な山岳小説なのかなぁと思って読み始めたら、「あれ?サスペンス?」という展開になり、さらに読み進めると、「あれ?短編?」ということがわかり、題名から想像していたのとは、ちょっと違いました。ジャンルとしては、ホラーと山岳小説を融…

柳美里さんの「ゴールドラッシュ」を読みました

柳さんの小説を初めて読みました。以前、横浜に住んでいらしたことは、何かの番組で観て知っていましたが、この小説は、山手から黄金町あたりが舞台です。今の私の行動範囲と重なるので、とてもイメージし易かったです。主人公は14歳の少年です。まだ子供の…

藤田宜永さんの「さもなくば友を」を読みました

短編小説の上手な方という印象がありますが、この小説は短編ではありませんでした。舞台は1957年のパリ。主人公は、戦地から戻ってきて、銀行強盗を繰り返すならず者です。彼は組織には属さず、信頼できる仲間数人とチームを組んでいます。そんな彼の前に、…

三島由紀夫の「潮騒」を読みました

なぜか、三島由紀夫は、「三島由紀夫さん」ではなく、「三島由紀夫」と書かないといけないような気がします。きっと、その生きざまに、「さん」付けにできない厳しさを感じるからからかなぁ。ということもあり、昔から、いろんな人の本を読んできましたが、…

原宏一さんの「かつどん協議会」を読みました

表題を含む短編3作品からなります。かつどん協議会は、かつ丼の売れ行きが全国的に低調となってきたことを憂い、その関係者が集まり、キャンペーンを企画しようということになり、豚肉、玉子、米、パン粉など、それぞれの業界の代表者が集まり、その内容につ…

阿川佐和子さんの「魔女のスープ」を読みました

雑誌「クロワッサン」に連載された食にまつわるエッセイをまとめたものだそうです。文章は、テレビで観る阿川さんそのものといった感じで、サバサバとしていて、ユーモアがあって、読み易いです。美味しいと思ったものは、なんでも自分で作ってみよう!とい…

東野圭吾さんの「カッコウの卵は誰のもの」を読みました

主人公は、オリンピック選手でもあった元スキーヤーです。はじめから終わりまで、彼が悶々とし続けているので、読んでいるこちらまで悶々としてしまいます(笑)なんとなく、「こういうことなのかなぁ」と思わせておいて、「そう来るか!」という意外性があ…

季刊誌「横浜」を読みました

今回は、中華街の特集ということで買ってみました。雑誌は普段あまり読まないので、ちょっと新鮮でした。最近はネットで、いろんな情報が手に入りますし、それは自分が、それについて調べようと思って得る情報なので、自ずと興味のある情報に限られるのに対…

みうらじゅんさんの「色即ぜねれいしょん」を読みました

みうらさんは、産経新聞に「収集癖と発表癖」というエッセイを月1回で連載していて、それを読むのを楽しみにしています。こういう世の中では、特に、みうらさんのような面白さが、いいなぁと思うのは私だけではないはず。というのも、今週から盛岡で、「みう…

柳広司さんの「ザビエルの首」を読みました

なんだか不思議な小説でした。ジャンルとしては、推理小説になるのかなぁ。ただ、フランシスコ・ザビエルについては、ある程度は史実に基づいていたり、そうかと思えば、時空を超えてしまったり、とてもシリアスな表現が使われたかと思えば、妙に軽いノリだ…

沢木耕太郎さんの「あなたがいる場所」を読みました

短編集です。ということに読んでから気が付きました。沢木さんの短編集なんて珍しいなぁと思っていたら、解説に、沢木さん初の短編集と書いてありました。短編集というと、だいたい、どの作品も文字数は同じぐらいなような印象がありますが、この本の場合、…

伊坂幸太郎さんの「あるキング」を読みました

冒頭の1ページに、「Fair is foul, and foul is fair」というシェイクスピアのマクベスからの引用と、その和訳(「きれいは汚い、汚いはきれい」、「いいは悪いで悪いはいい」など)が、いくつか並んでいます。もう、この時点で、「変わった小説だなぁ」とい…

中島京子さんの「小さいおうち」を読みました

こちらも適当に手に取った本ですが、後で調べてみて、映画化されていることを知りました。さらに直木賞の受賞作でもあることを知りました。「そうだろうなぁ」というのが読後の印象です。戦前、まだ少女といった感じの女性が山形から東京へ出てきて、女中と…

大沼紀子さんの「真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ」を読みました

もちろん、題名を見て買った本です(笑) ブックオフでたまたま見つけたのですが、今回買った「午前0時のレシピ」以外にも、「午前○時の○○」という本があり、シリーズ化されているんだなぁということを知りました。さらに、読み終わってから調べてみると、過…

井上靖さんの「風林火山」を読みました

日本史がからっきしダメな私ですが、さすがに、この本が武田信玄に関係している内容なんだろうなぁということはわかりました(笑) が、読んでみると、武田信玄ではなく、その右腕とも言うべき軍師「山本勘助」が主人公でした。しかも、読み終わってからネッ…

開高健さんの「日本三文オペラ」を読みました

いや~、久しぶりにすごい小説を読んだなぁというのが読後の感想です。この本を読んだ人が必ず感じるであろうことは、そのエネルギーの凄まじさでしょう。そこに描かれている人々にエネルギーを感じるのか、文章にエネルギーを感じるのか、その両方なのか、…

檀晴子さんの「檀流クッキング入門日記」を読みました

久しぶりに檀一雄さんの本が読みたいなぁと思い、ネットで探していたら、こちらの本が昨年出ていることを知り、今回は横浜市立中央図書館で借りました。検索機で調べて、「あれ?ここにあるはずなんだけどなぁ」と、何度も何度も探したのですが見つからず、…

西加奈子さんの「地下の鳩」を読みました

毎度のことながら、まったくの予備知識もないまま読みました。登場人物の個性がわりと早い段階でつまびらかにされていたので、なんとなく短編小説なのかなぁと思いながら読み進めていきました。主人公はキャバレーの呼び込みをしている40歳の男性で、惰性で…

新堂冬樹さんの「動物記」を読みました

あとがきを読むと、この作家の新堂さんは子供の頃に、動物ものの本を読み漁っていたそうで、いつか、自分でも書いてみたいと思っていたそうです。私も子供の頃、動物が大好きで、シートン動物記はもちろん、椋鳩十さん、畑正憲さんの本などをよく読んでいて…

篠原美季さんの「横浜ゲートウォッチャー(新米天使のお祓い日誌)」を読みました

本の題名に「横浜」の文字があったので買ってみました。主人公は、横浜市の税関職員という変わった設定です。横浜市の税関ということで、有名な「クイーン」と呼ばれる建物が登場したり、象の鼻や山下ふ頭、山手のあたりから戸部付近も出てきたり、日頃の自…