サンデー毎日に連載している「ナマコのからえばり」が、ある程度の量、たまると、文庫化されてきたそうで、現在、このシリーズだけで10冊出ているようです。「うれしくて今夜は眠れない」は、そのうちの6冊目で、2011年から2012年にかけて連載された作品をまとめたものだそうです。
最近の椎名誠さんの作品を久しぶりに読みましたが(と言っても、5~6年前の作品ですが)、相変わらず面白いです。昔と変わったなぁと思うのは、自分のことを「じいさん」と書いていることぐらいで、そのわりには、自宅簡単トレーニング(と言うわりには、とてもマネできないような負荷の高い筋力トレーニング)を続けているそうで、とても「じいさん」とは思えません。
テーマは、その時、思いついたことを書いているような感じで、環境問題について書いているかと思えば、駅弁のことを書いていたり、かなり深い話をしたかと思えば、「これって、文字数をかせぐために書いたのかなぁ?」という話があったりと、さまざまです。他国の国民性についても、思ったことをズバズバ書いていたりして、気の弱い私なんかは、「こんなこと書いて大丈夫だろうか?」と心配になってしまいます(笑)
満員電車の中で読んでいて、笑いをこらえるのに必死だったような話もあり、シーナファンのみならずとも楽しめるエッセイではないかと思います。
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