先日、グラミー賞のニュースでスティービー・ワンダーが出ていました。90年代に入ってから、あまりアルバム作りに熱心じゃなくなり、90年代はわずか2枚、2000年に入ってからはわずか1枚しか発表していません。それでも今なお多くのアーティストに尊敬されるのは、やはり70年代に発表した秀逸なアルバムがあるからでしょうね。とりわけSongs in the Key of Lifeは、自他ともに認める代表作でしょう。
シングル曲としてヒットしたSir DukeやI Wishが収められていますが、そのほかにも必ずベスト盤に入るIsn't She Lovelyや、個人的に大好きなLove's in Need of Love TodayやI am Singingなど名曲の数々が含まれています。
ゲストミュージシャンも豪華で、Lovin' Youで有名なミニー・リパートンや、映画「フラッシュダンス」で使われたManiacがヒットしたマイケル・センベロ、それから映画「フットルース」で使われたLet's Hear It for The Boyで有名になったデニース・ウィリアムス、ほかにもハービー・ハンコックやジョージ・ベンソンなどの大物ミュージシャンも参加しています。
のちに、このアルバムを作ったミュージシャン達が集まり、当時を振り返りながら、その演奏を再現するというようなDVDも発売されました。というDVDが作られるほど、このアルバムがスティービーの代表アルバムだと言えるでしょう(ここで紹介しているSir Dukeの映像は、そのDVDの一部ですね)。
そして、今回のグラミー賞では、曲の途中から、このアルバムに収められているAnother Starを歌っていました。12歳でデビューしたスティービーも、もう63歳。ですが、26歳で発表したこのアルバムの当時のキーのまま、今も歌えてしまうスティービーはやはり偉大だなぁ。
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Songs in the Key of Life