あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

三浦哲郎さんの「ユタとふしぎな仲間たち」を読みました

受験生だった頃、予備校の国語のテキストに三浦さんの作品が取り上げられていて、「大学に入ったら読んでみよう」と思い、実際に大学に入ってから読んだのが芥川賞受賞作の「忍ぶ川」でした。内容はよく覚えていませんが、とにかく兄弟達が不幸な死に方をしたということと、それは実体験をもとにしている部分があるということだけは記憶に残っていて、暗い作品を書く小説家という印象が強いです。

古本屋で、たまたまこの本を見つけ、「あれ?こんな本も書いているんだ」と思って買ってみました。あとで知ったのですが、劇団四季が演じるミュージカルにもなっているんですね。ちっとも知りませんでした。

内容は、父に不幸があり、母の実家である東北の田舎に東京から引っ越してきたユタが、都会っ子ということが理由で、なかなか地元の子供達に仲間と認めて貰えずにいた、そんな時、座敷わらしのペドロとその仲間に出会います。ユタは彼らとの交友を通じ、次第に逞しさを身につけ、やがて地元の子供達に受け入れられていくというものです。

父の突然の不幸や、座敷わらし達の不幸な生い立ち(?)があるにもかかわらず、暗さを感じさせない、と言うよりもむしろ明るい小説で、三浦さんの印象が変わりました。

 

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三浦