刑期を終え、社会に出て働く二人の女性の話です。刑務所では、出所して一から人生をやり直したいという希望を持って過ごしていたのに、実際に社会に出てみると、家族からは離縁されるし、前歴を問わずに働ける場所は限られているし、「こんな自分が」という思いから何事にも消極的になってしまい、まったく思っていたようには生活できない日々が待っています。そういう悩みを抱えた二人は年齢は一回り違いますが、互いを精神的に支えあっているという友情を描いた小説です。こう書くと重い話のような印象がありますが、読んでみると爽やかな印象の小説です。この本を読むまで知らなかったのですが、NHKでドラマ化されていたんですね。レンタルで出ているなら、そちらも観てみたいなぁと思います。
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