前回のアジアカップで優勝したり、ワールドカップにも出場した日本代表なので、アジアでは群を抜いて強いような気になりますし、マスコミもそんな強気な報道をするので、さらに誤解してしまうのですが、よくよく思い出してみると、辛うじて予選を勝ち抜いたという試合が多く、決してアジアの中で抜群に強いというわけではないということを思い知らされる結果となりましたね。
UAEの得点は、スーパーゴールと言っていいシュートだったので、あれは防ぎようがなかったかなぁと。日本は、何度も決定的なチャンスを作りながら決め切れなかったのが悔やまれるところであり、それはメンタルの問題だというようなことを本田選手が話していましたが、まったくその通りだと思います。PK戦でUAEの1人目のキッカーが放った人を小バカにしたようなシュートを見て、「あぁ、これは負けるな」という予感がしました(こちら)。以前、ピルロも同じようなPKを決めて話題になりましたが(こちら)、あの場面で、あんなシュートを打てるメンタルというのはスゴイですよね。香川選手も調子がいいときには、あんな落ち着いた状態でシュートを決めていたんですけどね。マンUでハットトリックを決めたときの2点目のシュートが、まさにそうでした(こちら)。
ディフェンスでも、日本は相手に攻められるとアタフタして闇雲にボールを蹴りだす場面が見られましたが、UAEは同じような場面でも落ち着いてボールをつないでいたし、精神的な部分でUAEが勝っていたと思います。
今回は早めに負けてしまいましたが、ヨーロッパのチームに所属する選手にとっては、早くクラブチームに戻れるということだと前向きに考えて、所属チームで活躍して貰いたいですね。本田選手が所属するACミランと長友選手のインテルは、まだチャンピオンズリーグが狙える順位につけていますし、香川選手のドルトムントは降格圏から這い上がらないといけない順位ですし。そこで調子を取り戻して、ワールドカップ予選に臨めることを切に願っています。
こちらのホームページもご覧下さい⇒いつでも北海道に行きたい!