今回も職場の同僚にいただいたものです。おかげさまで最近ブックオフに行く回数が減り、そこで「う~む、どれを読もう」と悩む時間も減りました。本当にいつもありがとうございます!
以前、イルマーレというキアヌリーブスとサンドラブロック主演の映画がありましたが、ちょっとそれに似ている話かなぁと思いながら読んで行ったら、それとは展開が違いました。とか言いながらイルマーレの結末が全く記憶にないのですが・・・。そして、そのエンディングに流れるポールマッカートニーの曲が良くて「買おう!」と思ってネットで調べたら実は自分が持っているCDに入っている曲だったということがわかって我ながら唖然としたということぐらいしか記憶にないのが悲しいところです。
話はそれましたが。初めの章で話が完結しているような終わり方で、次の章では全く違う話が始まったので「あれ?短編集かな?」と思っていたら、ちゃんと話がつながっていることがあとからわかってきます。だんだんそういう展開にも慣れて「あぁ、この章とこの章は、ここでつながるんだ」という結びつきが少しずつ明らかになり全体像がつかめていくところに、すっきり感が得られる小説です。こういう小説は予め緻密な計画を立てておかないと書けないんだろうなぁというストーリー展開で、売れっ子作家の東野さんが、どこでそんな時間を作っているのかなぁ?と余計なことを考えてしまいました。
こちらのホームページもご覧下さい⇒いつでも北海道に行きたい!