人は他人を容姿で判断するのかというのがテーマの小説です。
内容は、ものすごく醜い女性が、そのことが原因で、とても鬱屈した青春時代を過ごします。そして整形手術により、逆に、誰もが見とれてしまうような美人に生まれ変わります。中身は同じ人間ですが、全く接しられ方が変わってしまう様子が滑稽に描かれています。そして主人公は、自分がなんのために、これほどの整形手術をして美しさを手に入れることにしたんだろうということを考え、あることに思い当たり、行動に移すというものです。
特に教訓めいたものはなく、娯楽小説だとは思うのですが、ここまで極端ではないにしろ、きっと誰でも思い当たる節があり、何か教訓を探したくなるような話でもあります。
これまた知らなかったのですが、この小説も高岡早紀さんの主演で2013年に映画化されていたのですね。
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