最近、通勤電車の中で、パン屋さんの開店・閉店情報を見るのが日課になりました。開店するパン屋さんが圧倒的に多いですが、その多くは、高級食パン専門店です。一方、閉店するパン屋さんは、個人経営のお店の割合が多いように思い、とても残念です。最近では、比較的家から近い、根岸の星パン屋（こちら）が閉店したことを知りました。ちょっと駅から遠く、しかも、かなりわかりづらい場所にあるので、地元の方でも、ご存知ない方も多いのではないかというパン屋さんでしたが、店内はかわいらしく、お店の方は上品そうな女性だったのが印象に残っています。
さて、高級食パンのほうですが、気になるのが、お店の名前です。
記憶に刻め（栃木）
暮せばわかるさ（北海道）
大人はズルいと思いませんか？（京都）
わたし入籍します（大阪）
泣かせてごめんよ（岩手）
どんだけ自己中（東京）
恋が愛に変わるとき（長野）
などなど。ほかにも、「なんじゃ、そりゃ」という店名があるのですが、これらは全てベーカリープロデューサー岸本拓也さんがプロデュースしたお店だそうです。同じ店名ではないのに、「たぶん、この店名からして岸本さんプロデュースのお店なんだろうな」ということがわかってしまうというのも、スゴイなぁと思いますし、その出店の勢いは凄まじいです。上に挙げたのは、この1ヵ月ぐらいにオープンしたお店ですからね。この1年間で、どのぐらいのお店が出店しているのでしょうね。
ということで、岸本さんがいったいどういう方なのかと思って調べてみたら、はじめにプロデュースしたのは、横浜のTOTSZEN BAKER'S KITCHEN（こちら）なんですね。
もともとはホテルでマーケティングや企画などを担当されていたそうですので、流行を捉えたり、あるいは、流行を作る能力に長けていたということなのかもしれません。10年ちょっと前のインタビュー時の写真を見ると、普通の方ですが、今は、タダモノではない感じを醸し出しているのも、いろいろと計算があるのかもしれません。
岸本さんプロデュースのお店で、家から最も近くにあるのは、菊名の「考えた人すごいわ」ですが、オープンしてしばらくは行列ができていたようで、まだ行けていません。今は並ばずに買えるのだろうか。一度食べてみたいなぁ。
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