あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

宮本輝さんの「天の夜曲」を読みました

宮本輝さんの「天の夜曲」を読みました。これは流転の海という6部作の第4作です。それまでの3部は既に読んでいましたが、ずいぶん前のことなので、まず登場人物のことを思い出すのに時間がかかり、前回がどういう場面で終わったかがサッパリ思い出せないまま天の夜曲を読み終えてしまいました。けれども面白かったです。主人公の松坂熊吾はその名から連想される通りの豪傑で、瞬間湯沸かし器のような激しさと優しさを併せ持つ魅力的な男で、周りに敵を作りながらも大きな商売を成功させてきた人物です。第4部では、熊吾とその家族が関西での事業の失敗(騙されてのことらしいのですが、そのあたりのいきさつが全く思い出せず・・・)から立ち直ろうと富山で新しい事業に乗り出そうとするところから始まります。結局、パートナーとなる人物が期待していたほどの度量を持っていなかったため、熊吾は富山での事業立て直しを諦め、家族を富山に残して大阪へ戻り、また新たな事業を始めようとしますが・・・。というところで終わります。

3部まで読んで、私の中では宮本輝さんの作品の中で最も面白い作品だと思っていましたが(そのわりには内容を忘れてしまっていますが・・・)、第4部もその期待を裏切りませんでした。早く続きが読みたいけど、まだ買ったまま読んでない本がいっぱいあるので、第5部を読むのはいつの日になることやら。

 

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