昨年文庫化された比較的新しい本です。題名の「地震」というのは、東日本大震災のことです。あの地震で、メディアに取り上げられるのは、家族を持つ方が大部分です。では、独身の方々は、あの時、それから、その後、どうされていたのかということに焦点を当て、地震当時、独身だった複数の方にインタビューした結果をまとめたような内容です。その着眼点が、さすが小説家!と思います。
この本を読んでいて、あの日のことと、当時の自分の気持ちなど、いろいろ思い出しました。既に、あの地震から6年が過ぎ、当時の記憶が薄れかけてきています。輪番停電があったことも、この本を読んで思い出しました。そう言えば職場でも節電していたんだっけなぁ。いつ元に戻ったかも忘れてしまいました。この本を読んで、いろいろと、イカンイカンという気持ちになりました。
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