夕方、普段とは違うジョギングコースを走っていたら何やら機械がきしむ時に発するような「キィキィ」という音が聞こえてきました。ちょうど磯子から根岸付近の産業道路沿いを走っていたこともあり
「んっ?なんの音だろう?どこかで旋盤加工でもしてるんだろうか?」
と思ったのですが、よくよく考えると、そこは大きな工場ばかりで町工場のような建物はないし。
「そういえば、電車がカーブを走るときにレールと車輪がこすれる音にも似てるなぁ」
だんだん、その音の発生源に近付いてきて、その正体がわかりました。
「あっ!鳥だ!!」
ムクドリのような鳥が飛んでいる姿が見えました。それにしても、ムクドリの鳴き声と違うし。たまに、イソヒヨドリのようなキレイなさえずりも聞こえるような。
「いったい、なんなんだ?」
と思いながら、さらに近付くと、その数のオビタダシイこと。
産業道路の上には高速道路が通っているのですが、その桁下をねぐらにしているようです。高さ20~30mもあるため、よく見えなかったのですが、その飛んでいる姿を見てわかりました。
「ハッカチョウだ!」
羽根に白い線が入っているのが特徴なので、見れば、どなたでもわかると思います。
ハッカチョウは外来種だそうで、もともとは東南アジアではよく目にする鳥です。そう言えば、香港に行った際にも、同じようなことをブログに書いたような気が・・・。江戸時代に日本に持ち込まれ、今では、各地で目撃情報はあるようですが、それでも全国各地に散らばっているというわけではないようで、神奈川県では横浜市の港南区で大量繁殖しているようです。そこで追い払われた鳥が磯子区まで逃げてきたのだろうか?九官鳥のようにモノマネすることもあるそうで、私がイソヒヨドリだと思ったさえずりも、その類のものだったのかな?
それにしても、すごい場所をねぐらに選んだものですね。ただ、そこに民家はないので、追い払われる心配はないのかもしれません。
一週間後、望遠レンズを持って出かけてみました。
ブレブレ・・・。私の持っているレンズでは、これが限界です(泣)でも、羽根に白い線があるのは、なんとなく写っているでしょ!
彼らのねぐらの場所は赤いポイントのあたりです(google mapのリンクはこちら)。
興味のある方は、陽が沈む頃に行ってみて下さい。その数にビビリますよ!
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