タイトルからして、鳥について真面目に語ろうとは思っていないな!ということがわかりますね。タイトルに句読点までついちゃってますし(笑)
馴染みがあるウグイスやカラスについても、「へぇ、そんなことがあるんだ」と、初めて知ることが多数あり、面白かったです。
最近、外来生物について特集する番組をよく観ますが(私がたまたま観たテレビが、そういう番組ばかりだったのかもしれませんが・・・)、そのひとつであるガビチョウについても語られています。一般的に、外来生物は日本の固有種よりも力が強いので、日本の固有種を食べてしまったり、エサが外来種に食べられてしまい、力の弱い固有種がエサにありつけなくなってしまうことが問題になります。ただ、ガビチョウの場合は、そのどちらでもないそうです。「だったら、別に繁殖してもいいんじゃないの?」と思うかもしれません。私も、そう思うのですが、そういう問題ではないのだそうです。
そのほか、血を吸うカラスの話や、鳥の糞と思っているのは実は尿だという話、鳥のキレイなさえずりや色には意味があることなど、冗談交じりの表現で書かれていますが、「なるほど!」ということが多く、鳥が好きな方じゃなくても楽しめる本だと思います。
鳥類学者が、どんな仕事をしているのかや、鳥類学者となるに至った経緯など、かなりご自分を卑下した表現で書かれていますが、そこでも「なるほど!」と思うことが多々あり、面白かったです。
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