あれこれと

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野口義修さんの「ポール・マッカートニーの作曲術」を読みました

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自分が楽器を演奏している方であれば、わりと理解し易いかもしれませんが、私のように楽器も演奏できないし音楽の理論もわからない人には、なかなか難解な部分が多いです。
一応、わからない言葉はネットで検索したり、曲のどの部分のことを説明しているのかがわからないときは、その譜面を「Perfect Piano」というアプリを使って弾いてみて、「あぁ、この部分のことか」と理解しながら読み進めたので時間がかかりました(笑)私のような人のために、楽譜の下かどこかに歌詞を載せて貰えると、もう少し理解がし易くなるんだけどなぁと思いました(場面によっては、そういう工夫をされていたり、秒数で表していただいてはいますが)。
はじめに「Yesterday」の説明にかなりの紙面を割いています。この曲は、私が中学生のときの音楽の教科書に載っていたぐらい、日本人にとってもポピュラーで、もはや童謡とかと同じように、初めて聴いたのがいつのことかわからないほど耳に馴染んでいました。ということで新鮮さをもって聴いたことが一度もなかったのですが、こうして理論的に分析されているのを読みながら、あらためて聴いてみると、「なるほど、なるほど」という発見があって面白いですね。
最も興味があったベースについてですが、冒頭に「基本的な4弦のエレキ・ベースは、エレキ・ギターの3~6弦を1オクターブ下げた音域です。」とあります。そういう基本も知りませんでした。勉強になるなぁ。あとは、なんとなく口ずさんでいたMartha My Dear(こちら)は言われてみれば、曲の出だしに演奏されているベースラインはピアノによるものなんですね。その後、チューバ、エレキベースへと移行することが紹介され、これまた「なるほどなぁ」と。また、個人的には、ビートルズ後期のベースが好きなのですが、この本で紹介されているI Saw Her Standing There(こちら)はデビューアルバムの1曲目ですが、あらためて聴いてみると、すでにポールらしいベースだなぁという気がします。個人的に気になるのは、この本には取り上げられていなかったTax Man(こちら)のベースです。曲の初めから、ものすごいベースが目立ちまくっているのですが、途中で、普通のベースらしからぬ速弾きの部分があります。ネットを見ると、この曲のベースをコピーしている素人の方がいっぱいいらっしゃいますが、どれもなんか違うような・・・。ブログなんかを読んでいると、テープを早回ししているということを書いている方もいらっしゃいますが、人間にはできないほど超人的な速弾きではないような気もするし、どうなんでしょうね。
Ob-La-Di, Ob-La-Da(こちら)がHiggs and WilsonのManny Oh(こちら)という曲のベースラインと同じなので、そこからインスパイアされているのではないかという説明を読んでは、YoutubeでManny Ohという曲を探してみたり、もうずいぶん長いこと聴いていなかったLondon Town(こちら)とかMary Had A Little Lamb(こちら)とか、「どんな曲だったっけ?」という感じで、ひたすらYoutubeを頼りにしながら読み進めました。おかげさまで、ポールの曲を久しぶりにいっぱい聴くことができ、「そういえば、こんないい曲もあったなぁ」ということに気づくことができました。
それから、Retrun To Pepperland(こちら)という未完のアルバムの存在を知ることができたのも、この本を買ったおかげだなぁと。
最後に、本を読んだ感想ですが。私に音楽の知識が無いので、「ここに書いてあることは、本当にポールの特徴なのだろうか?実は、ほかのミュージシャンにも共通していることなんじゃなかろうか?」というところが、よくわからないのですが。ただ、ビートルズの曲を聴いていれば、「これはポールの曲だな」と思ったり、全然、別のミュージシャンが作った曲でも、「これってビートルズっぽいよな」と思ったりすることがあるということは、やはりポール独特の作曲術があるということで、この本は、それを分析しているということなのでしょうね。
といった具合に、野口さんのポールに対する熱い気持ちは、十分過ぎるほど伝わってきましたが、その内容を十分に理解できなかったことが申し訳ないやら情けないやら・・・。ただ、自分で楽器を演奏したり、作詞作曲したり、ビートルズが大好きな方にとっても、何かしらの発見はあると思いますよ!
ビートルズ好きとして有名なミュージシャン松尾清憲さんとか杉真理さんにも、この本を読んでいただき、感想を聞いてみたいなぁとも思いました。

 

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