題名を見て買ったのは言うまでもありません(笑)
2つの小説からなっています。それぞれの話に共通する女性が登場しますが、主人公は、その女性と関係のある女子高校生と幼馴染です。どちらも恋愛小説ということになるのかなぁ。劇的な話というわけではなく、日常を淡々と描いています(一部、非日常的な場面もありますが、それすらも淡々としています)。舞台となっている街は、どことは特定はされていませんが、作家の瀧羽さんは、芦屋出身のようなので、神戸をイメージして描いているのかなぁと、神戸の街を頭に思い浮かべながら読んでいました。女子高生はパンが大好きで、同じくパンが好きな同級生の男の子とパン屋さん巡りをしたりするのですが、やっていることは自分も同じなので、自分の行動を顧みて、ちょっと恥ずかしくなりました(笑)
ちょっとライトノベル寄りの読み易さがありますが、奇をてらったところがなく(一部ありますが)、これだけ描ききるというのは作家の力量があるからなのかなぁと思いました。
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