あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

QUEENはやはり偉大だった

先週、フレディー・マーキュリーの命日だったこともあり、久しぶりにクイーン情報についてネットで検索していたところ、たまたま「ライブ・イン・ブダペスト'86」というのが近くの映画館で上映されていることを知り、今日、それを観に行って来ました。

このライブは、A Kind of Magicというアルバムの発売に合わせて行われたヨーロッパツアーのひとつで、フレディー・マーキュリーの最後のクイーンコンサートツアーとのことです。

私が観に行った日本での最後のツアーは、この前年に行われたものでした(まさに自分が観た日のライブがDVDで販売されています)。当時もそう思ったし、今観ても同じ感想なのですが、この時のフレディーの声の状態はとても悪く、レコードで聴くフレディーの透明で高い声とは程遠いのに驚いたことをよく覚えています。また、クイーンと言えば、重厚なコーラスも特徴のひとつだと思いますが、「ボヘミアンラプソディみたいな複雑な曲はライブでどうやって再現するんだろう」と興味津々だったのですが、ライブではオペラ風に曲調が変わる部分から会場が暗くなるとともにレコードの音源に切り替わり、その間にクイーンのメンバーは舞台から姿を消し、またロックの曲調に変わるところから、メンバーが登場し、音も実演に切り替わるという演出でした。当時、高校生だった私は、レコードとのクオリティの違いに、がっかりして帰って来たものです。

しかし、その後、いろいろなライブを観て、必ずしもライブがCDと同じクオリティであることが良いライブというわけでもないと感じるようになってきました。以前、ドリカムのライブを観に行った時、吉田美和さんが曲を途中で遮り、「今、がなっちゃったから、もう一度、途中から歌うね」と演奏をやり直したり、山下達郎さんのように音にこだわり、大きな会場ではライブをしなかったりというのもプロだなぁと思います。もちろん、そのように音にこだわりを持つのはすごいことなのですが、特にクイーンの初期の曲のように複雑で重厚なコーラスをライブで再現しろというのがそもそも無理な話ですし、ライブの魅力は、また別にあるんだなぁと。

フレディーの場合は、あの特徴的な動きをパロディにする人がいるように、独創的でエネルギッシュなパフォーマンスは他に例の無いもので、それはCDだけでは決してわからないクイーンの魅力です。というようなことが、おじさんになってからようやくわかってきました。

前置きが長くなりましたが、ライブ・イン・ブダペスト'86は、1985年に行われたライブ・エイドでのパフォーマンスについての感想などを語るインタビューから始まり、その後、ブダペストでのライブへと続いて行きます。インタビューでは、クイーンのライブが一度に10万人近くも集めるなど規模が大きいことについて、フレディーが、大きなライブは嫌いだなんて言うミュージシャンがいるけど、そんなのは嘘で、本当は誰でも大きなライブをやりたいはずだというようなことを言っていたのが印象的でした。10万人の前で歌うってどんな感覚なんでしょうね。

クイーン最後のライブは、最後と言っても、あのエネルギッシュなパフォーマンスは健在でしたし、当時の東欧においてもクイーンがどれだけ愛されているかがわかりました。中学生の頃はクイーンが好きだと言うと、周りの人にゲテモノ好きだとバカにされたものですが、やはりクイーンは偉大なバンドでした。

フレディーが亡くなって21年になりますが、もう少し多くの曲を聴きたかったなぁとあらためて思いました。

 

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