サネッティがアキレス腱を断裂したというニュースを見てショックを受けました。インテルはケガ人が続出という記事は何度か目にしていたので、その中で、まもなく40歳のサネッティが、ケガしてピッチを去った選手の分も体を酷使していたんじゃないかなぁと思うと、とてもかわいそうに思えてきます。
アラフォーでピッチに立ち続けている選手(ゴールキーパーを除いて)は、マンUにはギグスやスコールズもいますが、マンUは控え選手もいっぱいいますので、彼らが毎試合に出るということはありません。それに比べ、インテルはマンUほど選手層が厚くないので、未だにサネッティは中心選手として毎試合に出ていますし、華麗なドリブルで自分より20歳近くも年下の選手を抜き去る姿は、同じアラフォー世代としては頼もしく、そして嬉しくなります。
サネッティは、その長いキャリアの中で、昨シーズン、はじめてレッドカードをもらった試合がありました。たいていの選手は審判に悪態をついてピッチを去って行くのですが、サネッティは、その判定に納得いかない部分もあったと思うのですが、その判定を下した審判に握手を求めてからピッチを去った姿を見て、「こんな絵に描いたようなスポーツマンらしい選手がいるんだなぁ!」と感動しました。
というように、サネッティは単にアラフォーの星というだけではなく、人間的にも尊敬に値する人(らしい)ですが、今回のアキレス腱断裂で現役引退かというような報道もされており(本人は否定していますが)、本当に気の毒です。
それにしても、サネッティがアキレス腱を断裂したとのニュースの見出しを見て驚いて記事を読むと、それ以前に、主力のミリートやカッサーノ、パラシオなどのFW陣がケガで不在で、ガルガーノやカンビアッソ、サムエルなど中盤、ディフェンスの主力選手もケガしていたんですね。いったいこのチームはどういう状態になっているんでしょうね。そんな状態でよく5位に留まっているなぁという気もします。ストラマッチョーニ監督も、このチーム状態でこの順位であれば、よくやっているなぁと個人的には思ってしまいますが、最近のインテルはすぐに監督を変えてしまうので。この状態で解任されたら、それもまた気の毒です。
長友選手にも早く復帰して貰いたいと思いますが、サネッティが再びピッチに戻って来てくれることを切に願わずにはいられません。