ガスコインがまた問題を起こして逮捕されたというニュースが流れていました。ガスコインはもう過去の人となってしまったのでご存知ない方も多いかもしれませんが、1990年のワールドカップで大活躍した元イングランド代表のサッカー選手でした。1990年のイングランド代表はガスコインの活躍もあり準決勝まで行きました。話はそれますが、その試合の翌日、私は物理の試験があり、試合を観るか、試験を捨てるか迷った末、試合を取りました（笑） 結局、イングランドは負けてしまったのですが、すごい名勝負で「サッカーを選択して良かった」と思いましたが、おかげで物理の試験は0点に近かったと思います。
当時のイングランドは、まだスピードと体の強さが特徴のサッカーをしていたように思いますが、その中にあって、ガスコインはテクニックを持つ珍しい選手でした。そして、何よりもその悪ガキ風なところが人気だったように思います。当時から試合前に選手が整列しているところを、カメラが順に各選手の顔を映していきましたが、ガスコインは自分の番が来るとアッカンベーと舌を出すのが印象的でした。というように茶目っ気のある選手でした。
最後に選手としてプレーするのを見たのは、1995年の日本代表との親善試合でした。そのプレーぶりは、全盛期の時の輝きはありませんでしたが、最後にユニホーム交換するためにユニホームを脱いだときに、腹筋がバキバキに割れていたのを見て、ポッチャリしたイメージがあったガスコインも、昔の輝きを取り戻すために、ものすごい努力をしているんだろうなぁと思ったことを覚えています。
その後は、何かニュースで名前を見ると、たいてい悪いニュースで、ガッザファンだった私としてはちょっと悲しいです。
現役時代のガスコイン