昨日の続きです。
いよいよ、作業スタート。まずは壁裏の柱の位置をセンサーで探索します。なかなか順調にセンサーも反応し、なんとなく柱の位置がイメージできてきました。そして念のため、針で柱の位置を確認します。センサーが感知した位置で針を刺すとズブっと貫通しました。そこで1cmほど柱側に位置をずらして針を刺すと、またズブリと貫通。そうしてブスブス穴をあけ、結局、センサーが感知した位置から3cmずれたところに柱がありました。「意外と誤差があるんだなぁ」と思いながら、針を通したあとがいっぱい残る天井を見上げていました。そこからいよいよフックの取り付けです。フックは直接固定するのではなく、フックを取り付けたり取り外したりできるような、金具を壁に固定し、フックはその金具に引っ掛ける構造です。ブスブスあけた穴の大部分は、その金具で隠れるので心配ありません。そして、穴をあける目標の位置にマジックで印を付けて、そこをめがけて付属のネジをグリグリねじ込んで行きます。すると、あるところまでねじ込んでから全く先に進まなくなりました。「あれ?力の入れ方が悪いのかなぁ?」と、力いっぱいグリグリしてもやはりネジはそれ以上奥に入っていきません。そこで初めて「もしや…」と思い当たりました。センサーは木と金属とを感知できるようになっていて、センシングしている時に金属ランプが点灯していたのです。「金属ランプがついてるけど、なんだかよくわかんないから無視無視!」と完全にスルーしていましたが、ここの柱は木ではなく金属なのではないかということに気がつきました。
そこで、遅ればせながら、木のテーブルでテストしてみたところ、テーブル中央付近から脚に向かってセンシングすると、ちょうど脚のところで、センサーが反応し、ちゃんと「木」というランプが点灯しています。さらに、磁石を壁に近付けたところ、磁石が壁にくっつくではありませんか!「し、しまった…」
センサーやら針やらフックやらで8千円近く使って、この結末(泣)
壁を仰ぎ見れば、無残な穴の数々…。そして黒々としたマジックの点が2つ…。とりあえず、壁を補修するためのペイントを買いに、またホームセンターへ行こうと、心に決めたのでした。むなしい…。
壁には無残な穴の数々が・・・
壁に磁石がくっついた・・・