旅先で写真を撮ったはいいけど、いつしか、その撮影場所が後でよくわからなくなってしまい、「もう一度、あそこに行きたいのに、もう二度と行けない・・・」ということが無いように、GPSロガーを購入しました。買ってから、1年近く経ったので、その使い勝手などをご紹介しようかと思います。
GPSロガーと一言で言っても、調べてみると、いろいろあるようです。が、「どうせ一発でいいものに巡りあえないだろう」と思って、一番安いCANMORE ELECTRONICS社という台湾のメーカのGT-730FL-Sという製品を買いました。値段は約3,000円でした。
早速、届いたものを使ってみようと、電源を入れますが、なかなか正常な状態である青いLEDの点滅状態に変わりません。「あちゃぁ、こりゃ不良品だよ」と思い、あきらめてから2時間ほど経ってから見てみると正常にGPSを捕捉している状態に変わっていました。初めて電源を入れるときは、衛星を捕捉するのに時間がかかるとどこかに書いてあったので、それは仕方ないのかもしれませんが、その後も、旅行の際に、電源を入れても、なかなかGPSを捕捉しないということが見られます(さすがに2時間ということはありませんが。たいてい忘れた頃に捕捉します)。
精度は、それを求める人によりそれぞれ感想が異なると思います。私のように車で走行した軌跡を後で確認するという程度であれば十分かもしれませんが、登山などで使いたい方には、ちょっと物足りないのではないかと思います。
電池は12時間程度はもつと書いてありますし、実際に、その程度は頑張ってくれました。
そして、一番、誤算だったのが、USBメモリのような形をしているので、てっきりUSBメモリと同じようにエクスプローラのようなソフトでデータを吸い出せるのかと思っていたら、実際は、専用ソフトを使ってダウンロードしないといけないことが後からわかりました。どの程度のデータを保存しておけるかわからないので、その日その日のデータを吸い出しておきたいと思い、旅行にはタブレットを持って行ってデータを吸い出そうと思っていたのですが・・・。このソフトがAndroidに対応していないようで、結局、重いパソコンを旅先に持って行かないといけないことになりました。
さらに、その専用ソフトの使い勝手もイマイチで、説明書を読んでもよくわからないので困りました。ネットで調べてみると、いくつかブログに使い方などを書いている親切な方がいらっしゃるので、その方々のブログを参考にして使えるようになりました。
GPSの特性上、トンネルの中などに入ってしまうと、データが途切れてしまいます。このロガーの場合、そうなると、新たにファイルが作られるので、トンネルをいっぱいくぐると、いっぱいファイルが出来上がってしまいます。そしてそれらをソフトで読み込むと、自動的に同一日のファイルを全て一つの地図にまとめて表示してくれるということはなく、ファイルごとにしか表示されません。仕方がないので、自分でファイルを一つにまとめることになります(そのデータファイルを探したり、エディタでデータを結合するのにもちょっと手間がかかりました)。
ということで、悪い意見が多くなってしまいましたが、「3,000円だからなぁ」と思うと許される範囲なような気もします。
販売している秋月電子通商のホームページはこちら
旭川付近で電池が切れてしまいました。その区間の軌跡が途切れています
もともと入っていたデータは台湾を示しました