職場の同僚にいただいたものです。いつもありがとうごさいます!恐縮です。
小説すばるに掲載された短編から人気作家の作品を集めたもののようです。それぞれの作家がまだ若い頃に書いた作品が多いですが、私がよく読む椎名誠さんや群ようこさんの作品なんかは、その個性がよく出ているように思いました。印象に残る作品が多かったですが、なかでも綾辻行人さんの「特別料理」という作品は、そのおぞましさに、読んでいた電車の中で、若干気分が悪くなりました(笑)そのほかには、宮部みゆきさんの「さよなら、キリハラさん」という作品が良かったです。ある日、耳が一時的に聞こえなくなり、「病気の話なのかな?」と思っていたら、そのうちキリハラさんという宇宙人っぽい人が意図的に耳を聞こえなくさせているという話になり、「あれ?SFなのかな?」と思っていると、実は・・・と、展開が読めないように話が進行していき、文章構成の上手さを感じました。
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