私のブログを読んだ方から、「伊坂幸太郎さんのエッセイに似ている」という感想をいただきました。今まで伊坂さんの本は読んだことがなく、「どんなことを書いているんだろう?」と気になり買ってみました。
この本は、過去10年に、雑誌などに載せたコラムなんかを時系列にまとめたものです。10年を日にちにしてみると、10年×365日+2日(うるう年が2回あるので)ということで、3652日になり、それがタイトルになっています。普通のエッセイと少し違うのが、当時のエッセイを今の伊坂さんが振り返って、ちょっとした感想を書き加えているところです。注釈として感想が追加されているので、それをどのタイミングで読めばよいのか少々とまどいましたが、読んでいくうちにだんだん慣れました(笑)
小説家が、他のどんな作品を好んで読んでいるかとか、どの作家の影響を受けているかということは興味のあるところで、それについても触れられていますが、私が好きな作品・作家は含まれていませんでした(読んでいる本の数が圧倒的に違うでしょうから、あたりまえと言えばあたりまえですが・・・)。ということで、同じ作家に影響を受けているから、私が書く文章が、伊坂さんと似ているということは無さそうですが、でも、たしかに「うっ、似ている!」というところは、多々ありました。たとえば、括弧書きで、自分の文章にツッコミを入れたり、自虐的なネタが多かったり(笑)
似ているかどうかは別として、伊坂さんのエッセイには、その人柄がにじみ出ていて好感が持てますね。偉ぶったところがなく、等身大の自分を表現しているというか、謙虚さが表れているというか。
伊坂さん原作の小説は、次々と映画化されたりしていて、前途ようよう(羊羊)ですね(エッセイを読んだ人にしかわかりませんが・・・。干支ネタです)。次は、映画化された本を読んでみようと思いました。
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