この前、宮部みゆきさんの短編小説を読んでから、久しぶりに藤田さんの短編を読みたくなりました。
この本は6つの短編小説からなっています。それぞれサブタイトルがついていて、それは小説の中で登場する曲のタイトルです。それが自分の知っている曲だと、小説の世界をよりイメージし易くなりますね。
小説の主人公は、若かりし日には、ドラマチックな経験をし、今では職人として黙々と過ごしています。それが、ある日、若かりし日の知人と再会を果たし、そこで衝撃の事実を知ることになるという展開が多いです。「で!どうなるの!!」と、早く先を読みたくなる小説で、面白かったです。やはり、藤田さんは、どこか陰のある人物を描くのが上手だなぁと思いました。
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