あれこれと

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藤田宜永さんの「老猿」を読みました

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今まで読んだ藤田さんの小説は短編が多かったのですが、こちらは500ページを超える長編小説です。講談社が100周年を記念して、約100人の作家に執筆を依頼した作品の一つで、そのために書き下ろしたようですね。
主人公は60歳の男性で、いろいろなことが重なり、軽井沢の別荘に移り住み始めました。そのご近所に一人暮らしをしている老人が、高村光雲さんの彫刻「老猿」に似ていることから、彼を密かに老猿と呼ぶことにします。その老猿と、もうひとり近所にやって来た謎の中国人女性との交流をきっかけに、当初想像していたような静かな暮らしとはかけ離れた世界へ巻き込まれていくという内容です。
短編小説とは違い、文字数に余裕があるからかわかりませんが、全体的に余裕があるというか、「これは伏線かな」と思っていたけど、特に大きな意味はなかったり・・・ということが多いように感じました。ただ、読みやすいですし、500ページという量に比べて登場人物が少なく、いつも人の名前が覚えられない私のような人には、とても助かります(笑) それにしても藤田さんの小説は、モテモテの中年や初老の男性が登場することが多く、羨ましいかぎりです(笑)

 

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