赤レンガ倉庫では、オクトーバーフェストが始まり、たくさんのビール好きが集まっています。そんな中、「ミニ修復展」という地味な展示が行われているようなので、見に行って来ました。なんの修復かというと、絵画が対象です。私は、絵に興味があるわけではないのですが、なんとなく、修復という作業が面白そうだなぁと思いまして。
会場に行ってみると、まさに「ミニ」と書いてあるとおり、6畳ぐらいの小さいスペースに、修復した絵が数点展示されていて、そのほかに、修復工程を紹介したパネルが置いてある程度でした。私が、そのパネルを読んでいると、係の方が話をしに来られたので、いろいろ聞いてみました。
この展示は、「美術保存修復センター横浜」というNPO法人が行っているそうです。展示の目的は、壊れた絵でも修復できるということを知らない人が多いので、それを知って貰うためだとのこと。横浜で1年に数回展示しているそうです。修復の依頼は、美術館などもあるけど、個人が多いそうです。また、引越し会社が、お客さんの絵画を傷つけてしまい、それを持って来ることもあるそうです。修復技術は、やはり歴史があるヨーロッパが優れていて、このNPO法人では、イタリア方式の修復方法によっているんだそうです。といった具合に、思いつくことを、あれやこれやと質問し、ひとつひとつ丁寧に答えていただきました。あまりに、いろいろ質問するので
「絵が好きなんですか?」
と訊かれ、
「い、いえ、そういうわけでもないんですが・・・」
と答え、「ありがとうございました・・・」と小声でお礼を言い、その場をあとにしました。
きっと、「今までの質問は、なんやねん!」と思われたでしょうね(笑)
ということで、もし自分の持っている絵が、素人目には、「これはもうダメだろう」と思うような状態になってしまっても、意外と修復できるのかもしれないので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。美術保存修復センター横浜のホームページはこちらです。ちなみに、私は絵をひとつも持っていません(笑)
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