あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

地域批評シリーズ「これでいいのか神奈川県横浜市」を読みました

イセザキモールにある有隣堂には、神奈川県や横浜市に関する書籍を集めたコーナーがあり、「何か新しい本が出てないかなぁ」と、よくそのコーナーをチェックするのですが、年末に、この本を見つけて購入しました。

このマイクロマガジン社の地域批評シリーズというのは、大きな市や区、それから都道府県に関するものが出ているんですね(こちら)。横浜市に関するものも、過去に2冊出版されていて(2009年と2011年)、今回、新たに出版されたのは、過去の2冊を再編したもののようです。ということで、例えば上大岡や東神奈川の駅前開発だとかは計画中のこととして書かれていたりして、情報としては既に古くなっている点が残念ですが、逆に、その間に、こんなに変化したんだなぁという歴史教科書的な感覚で読めば面白いかもしれません。

内容は、比較的新しい地域(青葉区など)と古くからある地域(中区など)とを分けて、それぞれの住民の特徴を自治体や省庁が出しているデータを根拠として紹介しています。ただ、ここに書かれているような特徴は、「言われなくても、みんなそう思ってるよ!」ということばかり、というか、横浜市に限らず、どこでも、新興住宅地と古くからの町って、そういう特徴があるもんじゃないの?ということばかりです。そして、その特徴に合致するようにデータを解釈しているような強引さが感じられ、そのことで、逆に胡散臭さが増しているように思います。また、出版物にしては珍しいほどに複数の誤字があったりして、もうそれだけで、この本の無責任さというか、いい加減さがうかがい知れてしまいます。

なんて、ちょっと怒り心頭気味に批評してしまいましたが、そういう気持ちになるのは、私自身が横浜を愛していて、それを批判されているからかなぁという気もして、あながち、この本に書いてあることが間違っていないということなのかもしれませんね(笑)

最も残念だったのは、私が生まれ育った栄区について、まったくと言っていいほど触れられていない点です。批評する価値もないのかぁ・・・。

ということで、横浜に住んでいる方が読むと腹が立つし、横浜に住んでいない方には、あまりにローカル色が強過ぎて面白くないでしょうから、853円も出して買う本ではないなぁと思いました。

 

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これでいいのか横浜