野毛山動物園へ向かう坂道の途中にある横浜市立図書館に、たまに行きます。桜木町か日ノ出町が最寄り駅ですが、私が住む関内エリアから歩いてもたいした距離ではないので、いつも歩いて行きます。その際、野毛坂を通るのですが、先日
「あれ?よくよく見ると、あの建物、スゴイなぁ」
ということに気が付きました。
この年季の入りようは、最近、みなとみらい地区に合わせるように新しい建物への建て替えが進むこの辺りの中でも異質!なぜ今まで気が付かなったのかということも不思議ですが。
恐る恐る中を覗いてみると、お客さんが2人いらっしゃって、さらに私が入って行くと密になりそうだったので、その日は、お店に寄らずに帰りました。後日、あらためてお店の中を覗くと、誰もいないようだったので、「ガラガラ~」と引き戸をあけて、所狭しと本が置かれている店内に足を踏み入れました。
しばらく、入口に近いところに置いてある本を眺めていましたが、店の雰囲気にも慣れてきたので、少しずつ奥のほうへ進みました。
「そう言えば、お店の方はいないのだろうか?」
と思って、キョロキョロまわりを見回すと、一番奥に、おばあちゃんが座っていて、雑誌かなにかを読んでいました。完全に気配を消していたので、全く気が付きませんでした・・・。
お店同様に、本も年季の入ったものが多く、ブックオフなんかでは見ることがない、紙が茶色く変色している本も多いです。でも、そういう本の中に、廃刊になってしまった名作なんかもあるのかもしれません。私は檀一雄さんが好きなので、ちょっと探してみましたが、「ちょっと探す」という生半可な気持ちでは、とても見つけられそうにないので、とりあえず目についた本を2冊手に取って、おばあちゃんのところへ持って行きました。ちなみに、本の値段は、一番最後のページに鉛筆で書いてあります。
昔の古本って、こうでしたよね。これも懐かしいなぁ
そして、紙袋に入れてくれました。
これまた懐かしいなぁ
昔の本屋さんって、必ず紙袋に入れてくれましたよね。
この日は、横浜市立図書館の閉館の時間が迫っていたので、ゆっくりできませんでしたが、今度はじっくりと本を探してみようっと。
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