あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

重松清さんの「ビタミンF」を読みました


「ビタミンF」について、あとがきに説明があります。「(ビタミンFは)ないから、つくった。(略)ひとの心にビタミンのようにはたらく小説があったっていい。そんな思いを込めて、七つの短いストーリーを紡いでいった」とあります。その説明のとおり、心がほんわかと温まるような七つの短編からなっています。
主人公は、皆、40歳手前ぐらいの男性です。結婚し、自分の家庭を持ち、実家には親がいて、会社では自分の立ち位置がなんとなく見えてきて という年齢です。それぞれの主人公は、特に変わっていなくても、子供は成長し、親は年をとり、その関係性に変化が生じてきます。はじめは、その変化になかなか気が付きませんが、あることをきっかけに、それに気づき、それに向き合っていく姿が描かれています。
どの話も、劇的な展開というのはありませんが、きっと多くの人にとって、身近で、理解しやすい話で、「たしかに、ビタミンFをいただきました!」と、重松さんに伝えたくなるような小説でした。


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