あれこれと

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垣根涼介さんの「君たちに明日はない」を読みました


主人公は30代前半の男性です。彼はさほど規模の大きくない会社に所属しているのですが、その会社は、ある会社がリストラを敢行しようという時に、そこからの依頼を受けて、リストラの対象となる社員に対して、退職するように説得することを仕事としているのです。
たしかに、同じ会社の社員同士で、そういう面接で向かい合うというのは、お互いに、ツライでしょうから、間に全く関係がない会社が入るというのはホントにありそうだなぁと思って読んでいたのですが、あくまでフィクションだそうです(ただ、自分の体験がモデルになっているそうです)。
この主人公が、まだ30代前半という若さに似つかわしくない冷静さで、理路整然と、なぜリストラの対象となったかを説明する姿は、なかなかムカムカするだろうなぁと想像してしまいます。そういえば、以前、そういう弁護士の方に会ったことがあったなぁ。シュッとしていて、オシャレなスーツを着こなし、30代前後だったけど、「頭いいんだろうなぁ」という話し方は、まさに、この主人公にそっくりじゃないか!と、急に思い出してしまった(笑)
完璧に見える部分もありながらも、どこか憎めないところもあるところが、この主人公の魅力で、そういう人物設定ができるところが、この作家のすごいところなんだろうなぁと思います。
調べてみると、続編もあるようですが、歴史ものであったり、冒険ものも描いているようなので、今度、そういう小説も読んでみたいなぁと思いました。と、ここまで書いて、「もしかして過去に読んでないよなぁ・・・」と思って調べてみたら、以前、「狛犬ジョンの軌跡」という本を職場の同僚にいただいて読んだのですが、その作家が垣根さんでした。そうかそうか、あの本を書いた作家が垣根さんだったんだ。あの本を読んで以来、狛犬を見ると、その小説のことを思い出すんだよなぁ(笑)

 

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