私は全く城に興味がありませんが、そんな私でも、一度は行ってみたいと思っていた姫路城。やはり姫路城だけは特別に感じます。
実は、まだ幼稚園か小学校の低学年の頃に、姫路城を訪れた、うっすらとした記憶があります。坂道を上がって行く途中でトカゲを見つけたことと、お菊さんの話を聞いて、かなり怖がっていたことしか覚えていないのですが(笑)
広島から姫路へ向かったのですが、新幹線の上り線ホームからは、いい感じに姫路城を望むことができます。

駅から姫路城までは約1kmあります。駅とお城を真っすぐ結ぶ大手門通りを通るのが近いですが、2本東側のみゆき通りがおすすめです。こちらはアーケード商店街で、その賑わいも楽しいですし、強い日差しや雨をしのげますので。

桜門橋の手前にて

桜門を入ると、広大な広場があります。
そこから、400mほど歩くと菱門があり、その手前に入場券の販売機があります。今のところ、1,000円ですが、来年3月から市民以外は2,500円に値上げするようです。今のうちに行っておいたほうがお得!

カッコいいなぁ。別名、白鷺城と呼ばれる白い城は珍しいですよね。もともと豊臣秀吉が城主だった頃は黒かったそうですが、徳川家康が江戸城を築城するのと同時期に、こちらも白いお城に建て直したそうです。漆喰を使って白くしているのですが、そのおかげで太平洋戦争の際の戦火を免れたのだとか。ですので、池田輝政が築城した1609年から416年間、当時の姿を今に留める稀有な存在なのです。ちなみに廃城令後も、廃城を免れた城は姫路城を含めて12あるそうですよ。

とにかく坂道だらけです。敵の侵入を防ぐことが目的なので仕方ありませんが観光客泣かせですね。

西の丸長局(百聞廊下)は約240mの長屋で、この中を見学することができます。この日は暑かったので助かりました(笑)

防御は怠らず

こちらも漆喰。プロジェクトXで見た改修の話を思い出します。


野面積みは、建て替え前の古い石垣のようです。

いよいよ天守閣へ。この階段は、暴れん坊将軍でよく登場したそうで、将軍坂と呼ばれているとブラタモリで紹介されていました。

石垣の色の違いは、雨が下に染みて下側の石垣はカビで黒くなっていると、ガイドの方の横を通り過ぎた時に聞こえました(笑)

天守閣の中はこんな感じ
階段は急なので、お年寄りには上がれないかもしれません。そして階段は狭いのでそこで渋滞が発生していました。私が天守閣を出てしばらくして、入場規制されていました。アブナイところだった(汗)

立派な石垣だなぁ


あまり目立ちませんが、どこかに避雷針があるんですね。そりゃそうか。

刻印石かな?

お菊井戸
怪談「播州皿屋敷」の舞台。お菊さんという女中が10枚セットのお皿のうち1枚が無くなったという濡れ衣を着せられて、拷問の末、この井戸に投げ込まれて殺され、その後、この井戸から、「お皿が1枚、2枚・・・」と数える声が夜な夜な聞こえてくるという。子供の時に、その話を聞かされた翌日に、姫路城を訪れた記憶が。中は小銭だらけでした。

菱門に戻る途中で、白鷺を発見。白鷺城で白鷺を見られるとは、なんとなくラッキー!
これでも、わりとアッサリと見て回ったのですが、それでも1時間半ぐらいはかかったと思います。たぶん1万歩以上は歩いたと思いますが大満足でした。

こちらのHPもご覧下さい⇒いつでも北海道に行きたい!