テンポの良い映画でしたが、なんだかよくわからない映画でした。内容は、中流家庭で育った主人公が、ウォール街で成り上がって行き、億万長者になり、そして破滅するというものです。わずか数年で成り上がって行くためにはアクドイこともしていて、もうハチャメチャな生活を送り、FBIに目をつけられ、逮捕されます。そして財産を失うと同時に、それまで彼の周囲にいた家族や友人達は離れて行き、結局、一匹狼に戻ります。みんな彼にではなく彼の財産に群がっていたんですね。
そして低所得者をも食い物にして成り上がった彼をずっと追いかけていたFBIの捜査官は、やっと彼を逮捕して、周りを見回してみると、貧乏な人は相変わらず貧乏だし、自分自身も富や名声が得られたわけではなく逮捕前後で何も変わっていないことに気がつきます。そして主人公はというと、出所してからも、金持ちになるための秘訣を伝授して貰おうと彼に群がる人達があとを絶たないという、こちらの人生も何も変わりません。という皮肉な結果が最後の10分くらいで描かれています。ということで、約3時間の映画でしたが、大事な部分は最後の10分程度で、残りの大部分は必要ないシーンだったような気がしました。
途中で何度かマクドナルドをバカにするようなセリフがありましたが、そういうセリフを認めるマクドナルドは太っ腹だなぁと思いました。日本の企業だったら抗議されそうですね。
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